東ティモール寸景

 

2010年8月

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 東ティモールで使用されている通貨はUSドルですが,補助貨幣としてセンターボス(ドルのセントに相当)という東ティモール独自の硬貨があります。50,25,10,5,1センターボスの5種類が流通していますが,1センターボス硬貨はほとんど流通していません(スーパーなどでの細かい端数は切り捨て又は切り上げでやり取りされています)。

 50センターボスにはコーヒー豆,25センターボスには漁船,10センターボスには闘鶏,5センターボスには稲穂,1センターボスにはオウム貝がモチーフとして描かれています。

 これまで特別に意識することもなかったコーヒー豆。

 まさに道なき道の先の先の小さな集落などにて、今、旬を迎えている「カフェ・ティモール」の収穫や出荷までの作業などの一端を目の当りにしました。

 「一粒、一粒を本当に大切にしなければいけない」

 ・・・・・・初めての実感です。

 「米一粒も、決して粗末にしちゃあいけんよ」

 子供の頃、農夫の祖父から言われた言葉と重なります。

 「カフェ・ティモール2010」、

今年も味は最高です!

 東ティモール最年少在留邦人2名を紹介します。
 7月31日に当地で満1歳を迎えたばかりのまなとちゃん。(写真左から2番目)当国の英雄の出身地マナツトにちなんでお父さんが命名しました。元気にハイハイして、お母さんをあわてさせています。
 そして、けんたちゃん。(右から2番目)1歳9ヶ月。サッカー大好きなヤンチャ盛り、コーチはお母さん。
 二人ともお母さんと一緒に写真に納まってくれました。
 将来が楽しみな二人の日本男児!
 お父さん、お母さんと一緒に、平和が訪れた東ティモールで元気に生活しています。
 東ティモールには103人の在留邦人(8月20日現在)がいらっしゃいます。在留邦人の平均年齢は一気に若返っています。
 お二人の成長をみんなで見守っていきたいですね。
 「おじいちゃん、おばあちゃん、二人とも元気ですよー!」

 大丈夫?
 でも東ティモールではよく見る光景。
 トラックに荷物と一緒に沢山の人が同乗しています。
 時には「人ばっかり」ということもあり、ぎゅうぎゅう詰めで立っています。
 「大型バス」という感覚でしょうか? 港では積荷を終えたトラックが動き出すと一斉に飛び乗っています。
 雨期の時は、トラックに乗っているみんなでブルーシートを上に掲げて、雨の中を突き進んで行きます。

 カーブや急発進する時は、振り落とされないように気をつけてくださいね。

  

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