東ティモール寸景

 

2010年7月

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 東ティモールの気候は雨期と乾期がある熱帯気候です。
 毎年5~6月から乾期になるのですが、今年は7月に入ってからも2~3時間、勢いよく空から雨が降ってきます。よく「バケツをひっくり返したような」といいますが、3時間も天のバケツをひっくり返し続ける雨量は半端ではありません。まるで「プール」をひっくり返したようです。道路が毎日「川」になります。

 それでも首都ディリでは、バイクをファミリーカーのように3、4人で乗り、移動する光景が見られます。

 そしてこの雨が最も楽しみなのは子供達のようです。裸で、ずぶ濡れになり、楽しそうに水をかけ合いながら、はしゃぐ姿があちこちで見られます。
しかし、この大雨は各地に大きな災害をもたらしています。

道路は寸断され、家屋も浸水、死者も出ています。

 排水施設が十分でない東ティモール。

 さらに今は国づくりを進めている最中。災害が大きくなっては大変です。また、農作物もとても心配です。

 今年はいつも以上に乾期の季節が待ち遠しいです。

  

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