ワクワク東ティモール

 

2010年

 

12月

 前回、海の温泉をご紹介しましたが、今回はウァイカナにある山の温泉。塩辛くありません。みんな肩まで浸かって、気持ちよさそうです。温度はあまり熱くなく、常夏の当地でも十分に楽しめます。下の写真は温泉が湧いている場所。透明で綺麗ですが、みんなが入っている場所までの間で、女性が洗濯をしていました。このため、みんなが浸かるところはちょっと白くなっているところもあり、粉石鹸の香り付きです。

 

11月

 首都ディリから東部へ車で4時間から5時間、ベニラレという場所があります。

 エメラルドグリーンの川が流れており、地元では自然の橋「ポンテ・ナクレガ」として有名です。下の写真が川の上にできた自然の橋です。上方の草が生えている場所に道があります。現地の案内人によれば、川底には金があるそうです。本当に取れれば大変ですね。でも持ち帰りは厳禁だそうです。この川は泳ぐことも可能で、この橋の下をくぐって、向こう側に渡ることもできます。一緒にいた日本人を含む3名は気持ちよさそうに泳いでいました。

 

 東ティモールで一番美しい海を持つ最東端にあるジャコ島。
 今回は海の中をご紹介させて頂きます。
 百聞は一見にしかず。言葉でお伝えするより、見て頂いた方が早いと思い、写真をご用意しましたので、上下の写真の上でクリックしてみてください。

 ジャコ島の海中の一部をご紹介いたします。

       「注意 毎月時々、ワニが出没します。危険ですので、注意をお願いします。」

 

 以前から御紹介している通り、東ティモールの海はとても綺麗です。 ダイビングやシュノーケリング等は最高です。しかし、その海には、なんと、ワニも住んでいます。もちろん人にも襲ってきます。被害にあった人も多数。危険な海でもあります。

 最近は海岸線に写真のようなワニに注意する看板が出ています。東ティモールではワニは神聖であり、ティモール島は元々ワニが塊ってできたという伝説があります。

 ワニを大事にする東ティモールの人々、しかし時に人を襲うワニ。複雑ですが、とにかく、東ティモールの海に入る際は、ワニに注意しましょう。

 

10月

 東ティモールには、源泉かけ流しの滝のような温泉があります。

 でも今回紹介するのは、首都ディリ郊外リキサの海の砂湯。

 大潮のときにだけ現れる不思議な温泉、砂を掘って足湯を楽しめます。けっこう熱いです。成分・効能は全く不明。

 

9月

庭で干していました

香りをお届け出来ないのが、まことに残念!

 まぼろしのコーヒー

 

 東ティモールにラクという名の動物がいる。

 彼は無類のコーヒー好きで、そのうえグルメである。

 完熟したコーヒーの実しか食さない。

 絶妙に熟したコーヒーの実は彼の体の中で発酵が進み消化されない種だけが体の外に出される。早い話が排泄物である。が、ただの排泄物ではない。

 この種はコピラクと呼ばれる幻のコーヒーなのである。

 通常グリーンビーンの時期のコーヒー豆は生っぽいあまり良い香りのするものではない。しかし、コピラクは違う。

 グリーンビーンの時から爽やかな香りを持つ。青い畳表のような芳香である。

 今年は雨が多く、コーヒー農家は収穫が遅れた。ラクにとっては飽食三昧の幸せな年となった。

 さて、その味は・・・

 

8月

最東端ツツアラ

最南端スアイ

最西端(飛び地)オエクシ

 当地伝統の織物は「タイス」です。

 各地方、地域によって糸の太さや模様が異なります。手作りの作品。

 「この模様は何ですか」

 「船です」、「花です」等々。

 他方、同じ内容を尋ねた場合に、

 「さあ・・・・・・とにかく、ずっと昔から伝わっているんです」 そんな答が沢山返ってきます。

 男性用、女性用の違いもあるようです。

 タイスの奥深い世界を、あなたも探険してみませんか。

 

7月

 

 高原の村、エルメラ県レテホホ。

 隣のアイナロ県マウベシと並ぶティモール・コーヒーの名産地。 

 爽やかな風に包まれた丘の上のキリスト像からは、360°の大パノラマが展開します。

 (私たちの写真では、その雄大さを表現することは、とてもできません。)
 当地では日本のNGO「ピースウィンズジャパン」の皆さんが、マウベシでは「パルシック」の皆さんが、コーヒー生産の支援活動等に頑張っています。

 いずれも、当国が誇るおいしいカフェ・ティモールの傑作。

 

6月

 

 東ティモールでも「早起きは三文の・・」。

 早朝、息をのむような光景が待っています。

 上の写真は、雲海の中、静かにたたずむアイナロ県マウビシ・ポシャーダ。

 ポルトガル時代要塞として使われていたポシャーダ。

 今、庭いっぱいの花たちが、爽やかな風に舞っています。

 

 ここは、天空に浮かぶ花園。

 

5月

 

【南十字星】

 最近,首都ディリの空が晴れてきたので「南十字星」が良く見えるようになりました。夜9時から10時頃、ま南の空を仰角45度位で見上げてみて下さい。日本で北斗七星やカシオペア座を見慣れていると南十字星は意外に小さく感じますが、美しくきらめく星座です。

 南十字星は、日本だと東京都の父島や鹿児島県の与論島、沖縄県あたりから見えます。首都ディリは南緯8度34分に位置していますので本当に良く見えます。
 南十字星の右側に「ニセ十字」がありますのでお間違えにならないように。
 南十字星の縦の線を下側に4.5倍伸ばしたあたりが「天の南極」になります。南半球の星座は「天の南極」を中心に回転します。(「写真出典:Created by NASA, Modified by Kookaburra)
 右の写真はディリ市内から見た南太平洋の夕日。このあとが南十字星の出番です。

【ティバールの塩田】

【出来たてマシンがカゴにいっぱい 】

 首都デリィ郊外。

 南太平洋の潮風の中に、のどかな塩田風景が現れます。

 塩づくりは、大変な重労働。

 薪でじっくりと煮詰めていくと、手づくりmasin(マシン:塩)の誕生です。

 (東ティモールでは、乾季になると、塩の結晶で埋まる不思議な湖(?)も出現します。乞う、ご期待。)

 

4月

 

【ベニラレ近くの棚田2景】

 同じアジア、お米を主食にする東ティモール。
 雨期の今は、緑の棚田風景が静かに広がっています。素敵です。

 日本のみなさんが観ている今夜の「田毎の月」を、日本と時差の無い当地でも観ることができるかも知れません。

 

3月

 

【イリケレケレの壁画】

 数千年前に描かれました。3500年前との説もあります。
 東ティモール東端のツツアラ、ジャコ島を望む断崖。
 人々が、とても大切にしている聖地です。
 訪問に当たっては、絶対に地元の皆さんの許可、案内を受けなければなりません。
 グスマン首相は、独立闘争の際、パワーをつけてもらうために、また、独立後は感謝の報告に訪れています。
 前面に大きくそり出した岩壁では 、無数のハチたちが、10以上の巨大な黒い柱となって、今日も聖地を守っています。

 

2月

 

「東ティモールの霊峰ラメラウ山」

 標高2,963メートル。東ティモール1の高さを誇ります。

 崇高な山として、数多くの人々が巡礼等に訪れています。

 右の写真は、ラメラウ山麗の「コーヒー街道」、シェイドツリーに優しく守られて鈴なりの姿を見せる緑のコーヒー豆たち(2月10日撮影)。真っ赤に熟するのは6月~7月。

 ラメラウ山が育む「カフェ・ティモール」。

 ブルマン、キリマンに並び世界最高級の品質。

 100%オーガニック。絶品です。

 

1月

 今年から「東ティモール寸景」と共に東ティモールのとっておきの場所や訪れてみたい場所を御紹介する「ワクワク東ティモール」を開設しました。
 一回目は東ティモールの日の出です。
 日本の2010年の初日の出はどうでしたか?
東ティモールでもとても綺麗な日の出を見ることが出来ます。
 皆さんも東ティモールを訪問する機会があれば是非早起きして見てください。

 東ティモールの東の端にあるジャコ島という無人島です。東ティモールの中でも海がとても綺麗です。休日でも人はほとんどいません。こんな綺麗なビーチを独占できます。 (ジャコ島地図

 

 東ティモールはカトリックの国。国民の98%がキリスト教徒です。
 治安が安定し、破壊等されたり老朽化した教会の工事などが盛んに行われています。
 上の写真は昨年末に修復が完了したディリ最大の教会。「カテドラル」の名前で人々から愛されています。クリスマスイブにはラモス・ホルタ大統領もミサに参加されました。ブルーのライトアップがとても綺麗です。中も広く、とても荘厳かつ温かい雰囲気の教会です。
 下の写真はディリ市内のクリストレイ岬の小高い山の上に立つキリスト像です。青い球形は地球です。この像ではキリストは地球の2倍以上の大きさ、ということになりますね。世界1高いリオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)のキリスト像にも迫る雄大な姿をみせています。夜はライトアップされます。
 この近辺の海は東ティモールの先祖ともいわれるワニの出没が報告され、まるでワニがキリスト像を守っているようです。

  

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