東ティモール寸景

 

2009年10月

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地方に行く途中の道で女の子が果物を一人で売っていました。写真を撮っていい?と聞くと笑って了解してくれました。果物はとてもおいしかったです。「ありがとう!」

お父さんと子供達が外で何やら楽しそうに作業をしていました。畑を作っているのでしょうか。でも建物ができるようにも思えました。東ティモールではよく自分たちでうまく建物を作っている光景を目にします。

10月9日、東ティモール全国で村長選挙が行われました。日本大使館員も選挙監視員として立ち会いました。
写真はお嬢さんか、お孫さんが男性の手をひいて、投票所までやって来た、とても微笑ましく、優しさに満ちたひとこまでした。
選挙はとても平穏裡に行われました。

10月14日、東ティモールで初の落語の寄席が首都ディリ市内のホテルで開催されました。話し手は真打の瀧川鯉朝師匠。春風亭柳昇門下で、(社)落語芸術協会に所属し、ラジオ、テレビ等にも出演されています。東ティモール在住の邦人約100名のうち約30名の皆さんが楽しみました。子供たち3人も楽しそうに笑っていました。
東ティモールの人々は自らの国を「ティモール・ロロサエ」と呼びます。「ティモール・日が昇る場所」という意味です。
余興では鯉朝師匠に「ロロサエ」にちなんで「旭」という寄席文字を書いてもらいました。
鯉朝師匠は帰国されたら東ティモールのことを力いっぱい発信してくださるとおっしゃってくれています。
(社)落語芸術協会、鯉朝師匠はじめ当地での歴史的寄席開催にご尽力して下さった皆さん、ありがとうございます。

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