広報文化

 

東ティモールの子どもたちが撮った写真

写真展「東ティモールの子どもたちが見た日本」で展示した写真のいくつかをご紹介します。何気ない日本の風景も東ティモールの子どもたちの目には新鮮に映ったようで、子どもたちが撮った写真を見て、私たちも日本を再発見できたような気がします。

例えば、下の一見普通の道路風景の写真は、ティモールの子どもたちの目には車がきちんと車線に沿って信号に従って整然と通行している点がおもしろいと感じられたようです。これがなぜおもしろいかと言うと、東ティモールでは車線もなく信号も機能していないことが多いため、交通ルールがあってないような状況でこのような整然とした道路風景は見られません。また、こちらの道路には、車だけでなく、3人も4人もが乗ったバイクや手押し車、犬、豚、ヤギ等の動物など、様々なものが見られます。

 

また、下の写真は日本人にとってはお馴染みの田植機ですが、この国の農業は全て手作業なので、このような機械を使った田植えは近代的だと感じられたようです。

 

次の写真は、どこの学校の校長室にもある歴代校長先生の写真ですが、これもこのような習慣のない東ティモールの子どもたちには珍しい光景に映ったようです。東ティモールの学校もいくつか訪問したことがありますが、このような歴代先生方の写真は見たことがないです。ここは新しい国ですし、紛争もあったので、そもそも歴史のある学校はほとんどなさそうです。

 

こちらはバッファローの前でホストファミリーと一緒に撮った写真です。東ティモールにもバッファローはたくさんいるので、親しみを感じたのでしょう。

 

下の女の子たちは日本の民族衣装を体験しました。浴衣も沖縄の衣装もよく似合っています。

  とても仲良しになりました。

 

訪問先の学校では、先生に東ティモールのタイスという伝統織物をプレゼントしました。おじぎの仕方も学んだようです。

 

下の写真は、江戸東京博物館に展示されている昔の織機ですが、この国では今も同じようなやり方でタイスが織られていることから興味をひかれたのでしょう。

 

 

こちらは日本で農作業を体験。農作業をお手伝いする東ティモールの青年の姿は微笑ましいです。

 

日傘を差す女性は日本の夏ではよく目にする光景ですが、晴れているのに傘を差している光景はティモールの子どもたちの目には不思議に映ったことでしょう。

 

こちらのレストランのディスプレイもこの国では見かけない珍しい光景です。子どもたちは日本食が気に入ったようです。

 

訪問先の学校では書道の授業も体験しました。日本の子どもたちと楽しく交流した様子がうかがえます。

 

 

長野では雪も体験しました。熱帯の東ティモールで育った子どもたちにとっては初めての雪です。

 

今回子どもたちが撮った写真の一部を掲載したパンフレットを作成しました。ぜひご覧下さい。

 

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