21世紀最初の独立国(2002年5月に独立)東ティモールでは、急ピッチで国づくりが進められています。東ティモールの取組みに対し、我が国はこれまでも、国連の同国に対する支援への自衛隊・警察の派遣や、ODA(政府開発援助)の実施など、様々な協力を実施してきました。
さらにこの度、新たな協力として、同国に設置されている国連東ティモール統合ミッション(UNMIT)へ自衛官2名を軍事連絡要員として派遣しました。
ところで、既に東ティモールについてご存知の方は、「東ティモールはもう平和だよね?軍事連絡要員って一体何をするの?」と思われることでしょう。まさにその通り!・・・ですが、いつか平和が破られるようなことが起きはしないか?まだまだ注意が必要です。そのために、軍事連絡要員は国内各地を隅から隅まで訪問し、治安情勢を中心に様々な情報を収集しています。いわばカゼの引き始めを察知する、東ティモールの体温計といった役割ですね。
既に本ホームページでもご紹介したとおり、軍事連絡要員として派遣された関根3佐と建部1尉の二名は、9月28日にディリに到着しました。その後、1週間の国連職員としてのトレーニングを経て、10月5日に関根3佐はマリアナに、建部1尉はバウカウに派遣されました。
今後、本コーナーでは、PKOの現場や東ティモール各地の臨場感あふれるリポートを、関根3佐と建部1尉の寄稿を通じてお伝えしていきたいと考えています。どうぞご期待ください!
(右から関根3佐、建部1尉。国連のトレーニングを無事クリアして思わずにっこり!)
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