二国間関係

 

 

北原大使の東ティモール勲章の受章

 

 

 16日、ラモス=ホルタ大統領は、東ティモールにおける国造り・人材育成に多大な貢献を果たし、極めて大きな功績を残した外国人として、離任する北原大使に「東ティモール勲章(Insignia da Ordem de Timor-Leste)」を綬与しました。

 

 式典には、ラモス=ホルタ大統領、コエーリョ大統領府副官長、トルケル大統領補佐官、JICA、日本NGO、当館ローカルスタッフを含む館員等が出席しました。

 

ラモス=ホルタ大統領から勲章を綬与された北原大使は、

 「本日、東ティモールにおいて非常に名誉ある「東ティモール勲章」をラモス=ホルタ大統領から拝受することを大変光栄に思います。私にとって、東ティモールでの三年間を興奮と深い充実感を抜きに語ることは非常に難しく、それは正に東ティモールの国民の皆さんからの協力や友情、親切があったからです。

 特にラモス=ホルタ大統領にこの場をお借りして、心から感謝いたします。私は、大統領からの励ましや洞察が、自分の東ティモールでの活動の指針になりました。私と妻がこの三年間で培ったラモス=ホルタ大統領との素晴らしい思い出についても感謝いたします。最後に、東ティモールの国民の皆さんの幸せと平和、そして東ティモールの発展を心よりお祈りすると共に、ラモス=ホルタ大統領閣下と本日この場に列席して下さった皆様に感謝いたします。」

と語りました。

 

ラモス=ホルタ大統領は、

 「本日、東ティモールにとって最愛の友人であり、多大な功績を残した北原大使へ「東ティモール勲章」を綬与することに大変喜びを感じると共に、間もなく当国を離れてしまう貴使を見送らなければならないことに深い悲しみを覚えます。

 北原大使は、着任以来3年に亘り、東ティモールに極めて大きな貢献を行って来られました。本日貴使にお渡しした勲章は、が離任する全ての外交団に対して形式的なものとしてお渡ししているものではなく、東ティモールと国民のために心から尽くしてくださった方々に綬与しているものであり、北原大使に対する自分の心からの感謝を表すものです。

 今まで私は様々な国際場裡で色々な外交官にお会いしてきたが、北原大使ほど自らの任務に誠意と熱意を持って取り組んでこられた方を見たことがありません。また、北原大使のような人物を当国に送って下さった日本の天皇陛下に対しても、この場をお借りして深謝申し上げたいと思います。

 また、改めて東日本大震災と津波の犠牲者に弔意と連帯の意を述べるとともに,日本が一日も早く復興されることをお祈り申し上げます。大震災と津波の後の日本国民の正にその規律及び尊厳ある行動に深い感動を覚えました。概して天災というものは避けることができませんが、大震災後,日本国民が団結や礼節を失うことなく勇敢に事態に対処したこと、また今正に対処していることは大変に素晴らしいことであり、その姿は正に東ティモールと国民が模範とすべき姿です。」

と語りました。

 

(了)

北原大使と握手をするラモス=ホルタ大統領
スピーチをする北原大使
スピーチをするラモス=ホルタ大統領
式典出席者との記念写真

 

 

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