「676家庭が県環境保健局から予防措置をうける」
(Xefi familia 676 hetan prevensaun husi DPHOSA. Timor Post, 2010/03/02)
バウカウ:676家庭が県環境保健局(District Public Health Official Saudi Ambiental, DPHOSA)からデング熱の予防措置を受けた。現在バウカウ県では9人のデング熱患者が発生しておりDPHOSAはデング熱撲滅に取り組んでいる。今回の予防措置では殺虫剤の噴霧を行った。
「バウカウ県では9人のデング熱患者が発生している。これは確定診断例の数だが、他にも疑い例が多数いる。そのため予防措置として、ブイバウ村、バフ村、ティリロロ村、カイバダ村において殺虫剤の噴霧を行った。今回は危険性のある場所にスプレーする形式でおこなったが、危険性が高まる場合には全面的な散布を行うこともあり得る。」DPHOSAの代表Celestina Fornai氏は2月24日このように語った。
同氏によれば、この予防措置は2月18日から23日の5日間にわたって行われ、殺虫剤の噴霧をうけた家庭は676にのぼる。なお、現在もヴィラノバ地域のマーケットに継続して殺虫剤噴霧を行っている。
Celestina氏はまた、予防措置はバウカウ県内だけで行っているが、他県から患者が搬送されてきた場合はその場所に出向いて行う予定であると言う。同氏によれば、これまで発生したデング熱患者9人のうち7人はバウカウ県内の住民であるが、2人はキューバ人医師であるとのことである。9人は全員バウカウ病院で治療をうけ、現在は軽快し退院している。
DPHOSAの発表では、デング熱はこの地域では毎年のように発生しており、近年その数は増加してきているとのことである。これは環境の悪化が蚊の発生を増やし、それによって病気が増えていると考えられる。
Celestina氏は、この予防措置は2月から開始されたが、本来は雨が降って洪水になる前の10月から11月にかけて行う計画であった。しかし実際には行われなかったために2月から3月にかけて行われることになった。
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