「スアイ病院では結核とマラリアが多い」
(TBC no malaria dumina iha hospital Suai. Timor Post, 2010/03/01)
スアイ:スアイ病院事務局長Irene de Carvalho氏が本紙記者に対して2月22日語ったことによると、このところ気候については例年と同様に雨が非常に多く気温が高い状態が続いており、2010年1月から2月の期間のスアイ病院受診患者では結核とマラリアが多く、デング熱患者は発生していない。
Irene氏によると交通事故による外傷もあるが、受診患者のほとんどはマラリアか結核である。月曜日から木曜日は1日あたり50人から100人の患者が受診するが、50%はマラリア、50%は結核であるといってもいいくらいである。
事務局長は、結核に関しては、スアイ病院では単に診断だけではなく治療を長期間にわたって継続するためのシステムを整備しているという。コバリマ県では結核患者が非常に多いため、地方で患者を発見したら病院を受診させて治療を開始し、地方で治療を継続するというシステムがある。
マラリアに関しては、患者は直接病院を受診している。「マラリア患者も依然として多い。環境をきれいにすることが大事である。ティモールは従前からあちこちにゴミがあふれている。ゴミを投げ捨てない、掃除をする、蚊帳の中に寝るなどのことがマラリア患者を減らすために役立つだろう」とIrene氏は言う。
(c) Embassy of Japan in Timor-Leste Avenida de Portugal, Pantai Kelapa, Dili, Timor-Leste (P.O. Box 175) Tel: +670-3323131 Fax: +670-3323130