「スアイ病院では検査部門が停電のために業務停止」
(Servisu laboratorium iha hospital referral Suai paradu tanba ahi. Timor Post, 2010/02/26)
スアイ:2月1日から現在に至るまで、スアイ病院の検査部門は通常の業務ができなくなっている。その理由は中国製の発電機が故障し、修理されないままになっているからである。同病院の検査部長Carlos Pereira Ximenes氏は2月22日本紙記者に語った。
Carlos氏によると、この3週間は電気が使用できない状態であるという。発電機が故障したために中国の業者が来て配線を取り外し配線しなおす予定であったが、現在も業者は修理にとりかかっておらず、配線がはずれたままになっている。
同氏は、検査室では血液検査機器や顕微鏡など電気を必要とする機器があり、検査ができない状態が続くことで正確な診断ができなくなってしまうことを恐れている。検査部長は、中国の業者に対し責任をもって早急に発電機と配線をもとにもどすよう要請している。多くの患者が血液検査を必要としており、患者サービス業務が行えないことは大きな問題である。
同病院の事務局長Irene de Carvalho氏は、電力不足については十分認識しており、病院内の発電機を使用しているが、発電機の状態が悪く故障していることが多い。現在保健省に対して75kwhの発電機を新しく購入するように要請しているところであるとのことである。業者は定期的に発電機の点検を行っているが、ほとんどいつも故障している場所がみつかる。この問題について、中国の業者は修理することを表明しているが、2月10日から中国の新年の休暇中であるため、住民はもうしばらくの間辛抱強く待たなければならない。
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