「バウカウ病院で患者9人が死亡」
(Pasiente nain 9 mate iha Hospital referral Baucau. Suara Timor Lorosae, 2010/02/23)
バウカウ:本年1月~2月の期間に、バウカウ病院で死亡した患者は9人にのぼる。これらの患者の死因は結核や心臓病である。6人は子どもで3人は成人であった。
「1月から2月の第3週までのデータでは、バウカウ病院受診者で多いのは上気道炎、肺炎、胃炎、下痢症、マラリアである。小児2例がデング熱に感染していることが確認されたが、デング熱はすでに全国的に感染者がみつかっているので住民は予防のための対策をとっている。また、死亡した患者は9人でうち6人が子ども、3人は成人であった。子どもの死亡は結核と肺炎が原因であった。」バウカウ病院の病歴管理官Agostinho Xumenes Cosme氏は本紙記者に対して2月22日語った。
同氏によると、デング熱の感染で死亡した患者はいないが、感染症と心臓病による死亡が多い。感染症は予防できる疾患である。
Agostinho氏はデング熱については増加するであろうという。バウカウでは家屋は清潔でなく住民の衛生意識も低い。古タイヤなどが放置されているためにそこにたまった水で蚊が発生するからである。
バウカウ病院で診断された2例のデング熱患者は、5歳と12歳の子どもで1例は海岸沿いの村から、もう1例はラガ郡からの患者である。雨期にはデング熱患者はほとんどいつも発生している。道路ぞいで商売をしている人たちは毎週金曜日に実施されている全体掃除に参加しなければならない。政府環境保健担当のCesaltina Ornai氏によると、雨期には地方にでかけてデング熱の発生リスクについてモニターを行うとのことである。
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