「ディリ国立病院HNGVでは一つのベッドに子どもが二人いっしょに寝かされている」
(Pasiente infantile HNGV nain rua toba lisuk kama ida. Jornal do Diario Nacional, 2010/02/05)
保健副大臣Madalena Hanjan氏は2月3日、ディリ国立病院の定期視察を行い、そこで小児の患者が一つのベッドに二人いっしょに寝かされている現状をふまえて、子ども一人に一つずつベッドを与えることを決定した。
「私たちは、子ども一人一人にベッドを提供することを決定した。これは、小児科病棟に入院している子どもが多いためにベッドが足りず、二人の患者がいっしょに一つのベッドに寝かされている状態を改善するためである。また看護師は、一人一人に薬をあたえ丁寧に診察をおこなうことを続けなければならない。」と副大臣は述べた。
Hanjan副大臣は、一つのベッドに二人寝かされることは快適ではないし、感染症の拡大防止や治療・診察の視点からも適切ではないと強調した。
「私たちはVIP病室のベッドを小児科で使用できるようにすることを決定した。本日2月3日から小児科の患者はVIP病室に移ることが可能であり、すでに何人かは入院している。」と副大臣は述べた。
保健副大臣によると、VIP病室は無料で小児科の患者に使用させ、看護師や医師などの人材も投入し時間外手当なども支給することにしている。副大臣は、小児科に入院する患者は、マラリア、下痢症、デング熱が多いと強調する。医師によるとこれらの病気は環境の影響をうけており、その意味ではすべての人が関係している。マラリアは下痢症と合併することもあるし、発熱はデング熱でもみられる。医師たちはこれらの病気をうまくコントロールしている。
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