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医務官からのお知らせ

東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「デング熱が患者一人をディリ国立病院で殺す:患者数激増」

(Dengue oho pasiente ida iha HNGV/ Frekuensia sae maka’as. Suara Timor Lorosae, 2010/02/05)

 

 ディリ:保健省デング熱・マラリア・下痢症国家対策チームの会議のデータによると、2月に入ってからデング熱患者が69人から120人へと激増しており、そのうちすでに一人はディリ国立病院HNGVで死亡したことが明らかになった。
 「ティモール国内では現在デング熱患者が激増しており、国民一人の命をすでに奪った。なお多くの患者は状態が改善し、退院している。」と保健大臣Nelson Martins氏は述べた。同氏は、住民や国立病院、地方の保健センターに対して、患者がみつかった場合は感染症監視部門に登録するように呼びかけている。
 デング熱患者が急増していることについて、Nelson氏は対策チームの長として、国立病院の医療関係者に対し患者が紹介された場合には早急に介入し、デング熱・マラリア・下痢症についてその事実を明確に示すべきであると述べた。同時に、住民に対して情報提供を行い、現状がどうなっているのか、またどうすれば予防できるのかという点についても説明することが必要である。
 2009年11月から2009年1月18日まで(原文のまま)は、集中治療を受けたデング熱患者はさほど多くなかったが、今年に入ってからは急増しているという。
 対策チームが把握している地域別の患者数は、ボボナロ県が73例、ディリ県39例、マナトゥト県3例、バウカウ県2例、アイレウ県2例、アイナロ県1例である。

 

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