「警告」
(AVIZU 2010/01/28)
デング熱
東ティモールにおいて毎年雨期には常にデング熱の患者が発生していることを、保健省はすべての住民に周知する。デング熱は命を奪うこともある危険な病気である。したがって、保健省としてこの病気を予防するために以下のことに注意するよう呼びかける。
1週間に1~2度、トイレを掃除する。
飲料水を入れたバケツや入れ物には固くふたをする。
雨水がたまらないように、不要になったタイヤは家の中に置く。
空き缶やペットボトルはゴミ箱に捨てるか穴を掘って埋める。
植木鉢の水など容器にたまった水を捨てる。
次のような症状がでたときは、医療機関を受診させること。
高熱
皮膚の点状・斑状の発疹
嘔吐、時に吐血
鼻血
時に下血
マラリア
さらに保健省は雨期はマラリアの発生にも影響を及ぼすことについてお知らせする。以下のことに注意すること。
側溝の水をきれいにすること。水たまりも忘れてはいけない。
家の中のゴミを捨て清潔に保つ。
寝るときには蚊帳を使用しなければならない。
蚊よけの薬を使う。
悪寒を伴う発熱、吐き気や嘔吐、頭痛、強直やけいれんなどの症状がみられたときは治療のために医療機関を受診させること。
下痢
最後に、保健省は住民に対し、雨期には下痢症も増加することについてお知らせする。下痢症の発生予防として住民は以下のことに注意すること。
食事のしたくをするときやトイレに行った後、赤ん坊のおむつを交換したあとには石けんで手を洗う。
家の中や側溝をきれいにする。
沸騰するまでわかした水を飲む。
大便でも小便でもトイレで用を足さなければならない。
食べる前あるいは料理する前に、野菜や肉、穀物をきれいに洗う。
食べ物は容器に入れ棚にしまうかふたを閉め、ハエがたからないようにする。
1日に3回~4回、水のような下痢がみられたときは治療のためすぐに医療機関に連れてくること。
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