「ワイボボ村はデング熱で苦しんでいる」
(Waibobo sofre moras dengue. Suara Timor Lorosae, 2010/01/21)
ビケケ:雨期にともない、2010年に入ってからビケケ県オッス郡ワイボボ村ではデング熱の患者が発生し、保健衛生ポストには薬が不足しているために満足な治療が受けられないでいる。
この情報は2週間前に、ワイボボ村保健衛生ポストを受診した患者Felisimina da CostaさんがSTL記者に寄せたものである。それによると、デング熱は2009年12月から患者が発生し、2010年になってからも続いているとのことである。患者には子どもも大人もいる。ワイボボ住民は、医療従事者に対してこの状態を真剣にとらえるように要請している。政府は早急にこの地域に薬を配送しなければならない。また蚊帳の配布や、病院の診察を毎日行うことなどを住民は要求している。
ワイボボ村の看護師Lorenca Soares氏はこの問題に対し、ワイボボ保健衛生ポストには看護師が二人しかおらず病気に苦しむ人に迅速に対応出来ないと言う。「私たちは来る日も来る日も患者への薬の配布に追われている。日曜日も休むことができないのだ」とのことである。
デング熱の発生について尋ねられた同氏は「そのとおり、デング熱は現在ワイボボ保健衛生ポストに毎日のように患者が来ている。私たちは命を救うために努力しているが、看護師二人ではどうにもならないので、バウカウ二次病院まで患者を運ばなければならない。」と答えた。
ワイボボ村住民のAnacaleta Sarmentoさんは、本人と家族はいつも薬をもらうために病院まで出かけている。
「保健ポストの看護師も薬を分けてくれるが、それを飲んでも病気がよくならない。薬が間違っているか、期限切れになっているからではないか。」とAnacaletaさんは言う。
(c) Embassy of Japan in Timor-Leste Avenida de Portugal, Pantai Kelapa, Dili, Timor-Leste (P.O. Box 175) Tel: +670-3323131 Fax: +670-3323130