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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「デング熱とマラリア対策で保健大臣Nelson氏:保健省は国家チームを組織」

(Kontrola moras dengue no malaria, Nelson: MS sei kria ekipa nasional. Timor Post, 2010/01/20)

 

 ディリ:保健大臣Neslon Martins氏は住民を脅かし始めているデング熱とマラリア対策のため、国家チームを組織すると発表した。
 「疾病対策チームはすでに待機している。」1月19日コモロの保健研究所でNelson氏は語った。同氏によると、東ティモールではデング熱とマラリアの発生が依然として多く、それは住民に対して知識の普及が十分すすんでいないからだという。そのため、医療従事者が中心となって感染症の現状や事実を報告し、住民への啓発活動を行うことが重要である。
 「医療従事者の努力のおかげで、2008年11月から2009年1月の間に発症したデング熱の患者は全員軽快している(訳者注:2009年11月~2010年1月の誤りと思われる)。」と同氏は言う。これまで70人のデング熱患者が発生している。内訳は、ボボナロ県53人、ディリ市12人、マナトゥト2人、アイナロ県1人である(訳者注:合計は68人になる)。
 また、同氏によると雨期に入ってから今年も東ティモールではマラリアやデング熱患者が多く発生しているが、これまで死亡した例はないとのことである。今後も、各県の保健センターや保健サービス担当、NGOや教会とも協力しながらマラリア・デング熱対策に取り組んでいく予定である。住民に対して、熱や鼻血、嘔吐に伴う出血などの症状がみられた場合はもよりの保健センターあるいは病院を受診するように勧めている。また、蚊の発生を防ぐために家の中やドブなどの掃除をすることも推奨している。

 

 

 

 

 

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