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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「バウカウ病院をとりまく環境は変化し始めている」

(Ambiente hospital referral Baucau komesa iha mudansa. Timor Post, 2009/12/02)

 

 バウカウ:バウカウ二次病院をとりまく環境は、その安全性を含めて変化し始めている。バウカウ病院は水問題に直面しているが、病院側の努力によって患者の治療ができるまでに改善しつつある。

 バウカウ病院の状況すなわち清潔な水がない、安全性が低い、清掃が行き届いていないなどの問題について、すでに保健省に対して昨年から申し入れをしている。これらによって患者の治療に支障がでることはあってはならない。既に清掃については地域の業者2社が参入している。

 「皆さんもごらんのとおり、バウカウ病院の環境は変化し始めている。ベランダや病室、庭もきれいになっているし、安全性も確保できている。これらは病院が保健省に申し出たことによって11月から環境改善の動きがみえている。すでに清掃については地域の清掃会社2社(Caimale-Loqi社とGuardamor社)が参入している。」とバウカウ二次病院院長のCesaltino Leao氏は本紙記者に対して11月25日に語った。

 「水の問題については病院が直面してきた大きな問題であるが、バウカウ病院はそのことを認識し今後1年以内に、清掃の問題とあわせて解決する予定である。しかしそれ以外にも多くの問題が残っている。」と同氏は言う。

 同氏は、現在病院が環境改善にむけて動き始めていることについては満足しているという。しかし病院の機能をさらに高めることが大切であると考えている。たとえば洗濯室や消毒室などの設備である。これらの問題についてもバウカウ病院は保健省に申し入れをする予定である。

 患者のひとりFernando dos S Belo氏は、以前の病院よりも、病室はきれいになっているしすべてにおいてよくなっていると言う。政府のプログラムによって現在の病院はとてもきれいになったとのことである。一方患者側が政府に要請しているにもかかわらず救急患者への対応は十分ではない。患者が非常に長時間待たされるだけという状態は続いている。

 清掃スタッフのRogerio D.C. Belo氏は、自分たちが朝6時30分から午後5時までの間、8時間にわたって清掃作業を行っているのでバウカウ病院の環境は改善しているのだ、という。本紙記者の取材によれば、清掃スタッフたちは朝から夕方5時まで病院内や病室を清掃し、庭の草取りや水やりをしていた。病院に入るとすぐに環境が改善していることがわかるので清掃スタッフは非常に努力していると思われる。

 

 

 

 

 

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