「保健省と国連人口基金、ユニセフおよびWHOが2009年を振り返る」
(MS, UNFPA, UNICEF no WHO halo revizaun 2009. Jornal do Diario Nacional, 2009/11/26)
保健省と国連人口基金(UNFPA)、ユニセフ(UNICEF)およびWHOの代表が一同に会し、2010年の国家予算における優先順位を議論するために、2009年の事業やその限界についての見直しを行った。
「私はこの会議が、保健省とそのパートナーとの関係と行動を改善しその問題を解決するために非常に重要であると認識している」と11月25日水曜日、保健大臣Nelson Martins市は本紙記者に対して語った。
Nelson氏はまた、行動計画の改訂を行うことは重要であり、とくに母子保健の領域についてその質を高めることが優先される。また栄養状態の改善や結核、マラリア、HIVその他のウイルス感染など感染症対策も優先順位が高い、と語った。
「2010年に保健省は非常に多くのプログラムを予定しているが、中でもスコや村落レベルでの統合保健プログラムSISCAの質を高めていくこと、および妊産婦の健康維持のために助産クリニックを準県レベルまで開設すること、さらに県の保健衛生ポストの管理を強化していくことに重点を置いている」と同氏は述べた。
これらの活動を推進していくにあたり、保健省とそのパートナーはそれぞれが個別に活動しているが、今後は協力し統合していく方向が望ましい。しかしながら現状は、特に運送用のバイクの調達などはNGOや教会に依存している。
Joao Aparicio神父によると、教会と国連および政府保健省の協力関係は現在良好に機能している。教会の活動について保健省が評価を行いさらに方向性を示してもらうことが教会としての活動を展開していく上で有意義であるとのことである。
「教会は、これまでも保健省と協力し、感染症対策、特に結核やHIVなどの問題についてクリニックレベルで対応してきている。感染症対策においては地域住民の権利を損なわないよう、また人間の尊厳を保つことが重要な意味を持つ。」と神父は述べた。
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