「CWSは若者たちによるHIV/AIDに関するスピーチコンテストを開催」
(CWS lansa kompetisaun pidatu HIV/SIDA ba juventude. Suara Timor Lorosae, 2009/11/25)
ディリ:Church World Service (CWS)は11月24日若者たちによるHIV/AIDSに関するスピーチコンテストを開催し、ディリ市内の各地区から13人の若者が参加した。このコンテストは東ティモールに住む若者たちに、HIV/AIDSに関する理解を高めるために行われたものである。
このスピーチコンテストは、CWSのDaniel Marcal氏を中心に各地区の若者の代表たちが参加して行われた。これは12月1日の世界HIV/AIDSデーに向けて、その準備と関心を高める目的もある。
CWSTLのサポートプログラムのAmelia Xavier Carlos氏によると、今年のコンテストの重要なテーマは、HIV/AIDS感染者の差別をなくすために地域社会や政府および住民たちとどのように連携していくべきか、ということである。
今回のコンテストにむけてCWSが準備したことは、HIV/AIDSがどのような病気なのか、どのように感染するのか、どうやって予防するのかということに関する資料である。
「私たちが若者を対象に行うこのコンテストについては、若者たちの知識を高めることでHIV/AIDS予防のための能力を身につけてもらうことと同時に、12月1日の2009年世界HIV/AIDSデーへの関心を高めてもらう準備という意味もある」と同氏は言う。
この期間にCWSが行う行事は各県の中心部だけではなく、地方においてもその地方の状況に応じたプログラムを来年にむけて準備していくことにつながっている。
Amelia氏によると、このコンテストでの優勝者には60ドル、2位には40ドル、3位には30ドルが賞金として与えられるとのことである。
コンテスト会場で、ファトゥハダ地区のパンテコスタ教会代表のCarlito dos Santos氏とNRC学生のLuis Carlos Tilman氏に話を聞いたところ、彼らはこのコンテストに参加できてとてもうれしいと述べた。このコンテストに参加することでCWSからHIV/AIDSから自分を守るためには何が必要かを学ぶことができるからであるという。
Tilman氏とSantos氏は、この事業では理解を深めるための経験を積むだけでなく、この病気についての対応についてまだ十分な知識をもっていない地方にもどって、今回の経験を伝えていくことが大切だと協調した。
「この経験を通じて、私たちはティモール人の若者たちに私たちのメッセージを伝えたい。HIV/AIDSは性的な接触によって伝染していくので、不特定のパートナーとの性的交渉をしないことが重要である。」と彼らは語る。
(c) Embassy of Japan in Timor-Leste Avenida de Portugal, Pantai Kelapa, Dili, Timor-Leste (P.O. Box 175) Tel: +670-3323131 Fax: +670-3323130