「ティモール人126人がHIV・AIDSに感染、15人はすでに死亡」
(Timor oan 126 kona HIV/SIDA, ema nain 15 mate ona. Suara Timor Lorosae, 2009/11/25)
ディリ:保健省のデータによると、2002年から2008年の期間にティモール人126人がHIV・AIDSに罹患し、うち15人は既に死亡している。
「保健省が発表したこのデータでは、2002年から2008年にティモール人でHIV/AIDSが検査で陽性だった人は126人にのぼる。死亡した人は15人である。」とCWSTLのプログラムサポーターのAmelia Xavier Carlos氏は記者団に対して11月24日語った。
同氏によると、HIVに感染した人は大半が成人で、年齢は30歳~40歳が多いが5歳の子どももいるとのことである。
HIV・AIDSに感染した人に対しては発症を遅らせたり予防したりする薬はあるが、治癒させることはできない。薬による治療はバイロピテクリニックかディリ国立病院HNGVで受けることができる。
治療は、抗レトロウイルス薬による抗レトロウイルス治療などが行われる。Amelia氏によると、この薬で体内に侵入したウイルスを退治することはできないが、ウイルスの増殖を抑えるのでに発症を遅らせることができるということである。
「HIV・AIDSに感染した場合、この薬で病気が治るとは保証できないが、少なくとも病気の進行を抑えて寿命を長引かせることは可能である。」と同氏は言う。
HIV・AIDSに感染した人を差別することは許されない。この国における人権の平等という原則に違反することになるからである、とAmelia氏は言う。
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