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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「保健省の国家予算は3500万ドルに増額」

(OJE ba MS sae ba US$35 miloens. Timor Post, 2009/11/20)

 

 ディリ:保健省の2010年度国家予算は、2009年が3200万ドルであったのに対し、3500万ドルに増額する。この予算は東ティモール国内全土に助産クリニックを開設することに重点を置いている。

 この情報は、11月19日木曜日に保健大臣Nelson Martins氏が記者団に対して語ったものである。

 それによると、保健省が開発資金からクリニックの整備に使用してきた予算額はすでに1000万ドルに上っている。これらの資金は東ティモール全土の準県レベルにまで妊婦の支援を行う助産クリニックを建設することに用いられたが、実際には妊婦を搬送するための費用が増加してきているという。

 「2010年のプログラムについて、保健省は統合保健プログラムSISCAのさらなる強化を予定している。またこれらのSISCA事業システムや戦略に対するパートナーからの支援を再統合する」と同氏は語る。さらに、患者搬送や施設間連絡の統括、検査施設や薬剤についても整備を行うとする。

 一方、それとは別に、保健省は医師をインドネシアに送って研修させる事業を準備している。Nelson氏によると、2009年度内に、ティモール人一般医をインドネシアに派遣し、眼科手術や内反足手術などの経験をつませ専門医を養成することにしている。

 「医師をインドネシアに派遣する目的は、これらの手術の経験をつんでもらうことである。なぜなら現在東ティモール国内では、眼科手術などについては整備が完了していないからである」と同氏は言う。

 派遣された医師はインドネシアでの研修終了後は、東ティモールにもどり、国内の県・準県において、現在医学部を卒業して各県で活動している18人の医師と一緒に仕事をすることになっている。

 

 

 

 

 

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