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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「看護師は国民生活の英雄」

(Enfermeiru eroi ba vida povu. Suara Timor Lorosae, 2009/11/17)

 

 ディリ:保健副大臣Madalena Hanjan氏は、保健サービスを改善するために、昨日11月16日に救急車看護師とその運転手の研修を開催した。その席にはマルタ騎士団駐東ティモール大使のDavid Scarf氏も参加した。

 この研修は33人が参加し、2日間の予定でバリデの旧CNRTビルで開催される。33人のうち20人は看護師であり13人は救急車の運転手である。

 副大臣Madalena Hanjan氏はその講演の中で、この研修の目的は東ティモール国内の救急システムを改善していくことであると語った。

 「私たちは最初の3分~15分で患者の生命を救わなければならない。このシステムが良好に役割をはたすことになれば多くの人が生き延びることができるだろう。この点からも看護師と運転手は国民のために非常に重大な役割を負っているのである。」とMadalena氏は述べた。

 同氏はまた、看護師と運転手は毎日の国民生活における英雄であるとも語った。そのためにも今回の研修を通じて技能を高めてもらいたいとのことである。

 「あなたがたは、薬物などの道具を用いて人命を救うことができる。東ティモール100万人の国民の生命はあなたがたの手の中にあるのだ。毎年人口は3.6%ずつ増加しているがこれらの生命もまたあなたがたの手の中にある。したがってこの仕事は多くの知識を必要とする。」と同氏は示唆した。

 マルタ騎士団のDavid Scarf氏は、東ティモールという民主的な国家との関係を持つことができて光栄であると述べた。

 「私たちは今回新しい国と、特に保健の領域において関係を結ぶことができてとても満足している。」と同氏は語る。同氏によればこれまでも多くの国とのあいだでこのような協力関係を持っており、その数はすでに30あまりにものぼるという。

 

 

 

 

 

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