「Hanjan氏の問題については偏った見方をしてはいけない」
(Labele hare kazu Hanjan ho matan sorin. Timor Post, 2009/11/13)
ディリ:Liga Demokratiku Progressivuの事務局長Nelson氏と、Partidu Socialista TimorのCaer氏は、東ティモール看護師協会AETLと保健副大臣Madalena Hanjan氏との間に発生している問題について、偏った見方をしてはいけないと発表した。なぜならこの問題は住民の生活に直結する問題だからである。
Nelson氏は、この問題はこの国に住んでいる国民ひとりひとりが考えなければならない問題であるという。
「国民議会議員たちもそれぞれが健康につながるこの問題について懸念を抱かなければならない。2006年に発生した危機で政府機能や国家機能の脆弱な点が露呈したが、その後この国は安定を取り戻している。2006年の危機を今回のこの問題で再燃させてはいけない。」と同氏は強調する。「2006年に失われた機能も保健機関はこれまでにとりもどしてきた。」とPSTの委員長は言う。
LDP議長は、保健関連の議員たちはこの問題を早急に解決すべきであるし、またその能力を持っていると語る。もしこの問題が長期化することになれば、保健省だけでなく連立政権による政府、ひいては東ティモール国民に対しても後遺症を残すことになるだろう。
Nelson氏は、AETLが計画しているストライキには賛成していない。ストライキをすることはAETLに対する国民の偏見を生むだろうと考えるからである。
同氏はさらに、東ティモール民主共和国憲法にはストライキを行う権利は国民が平等に持つ権利であるとして保障されているが、その権利は広く国民が有するものであり、一つのグループがそれを行使することを他人に強要すべきではない。「そのような事態が発生してはならない。」と同氏は言う。
Nelson氏はまた、保健省も今回の問題について、AETLと協調姿勢をとりながら解決に取り組むべきであるという。「AETL内部の問題については内部で解決を探るべきであり、保健省の業務を妨げることになってはならない。」と語る。
LDPとしては、Madalena Hanjan氏は保健副大臣のポストに就任してから、非常に多くのことを住民に対して積極的に行ってきたことを認めている。「Hanjan氏の行政能力は確かなものである。」とNelson氏は言う。
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