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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「ストライキをする公務員は退職させる」

(Hasai funcionariu halimar greve. Suara Timor Lorosae, 2009/11/11)

 

 ディリ:保健省に対してストライキを構えている公務員は退職させるべきだ。なぜなら公務員は国家の従僕であって政治家ではないからである。

 「政府に対してストライキを行う構えを見せている組織は、今後退職させ、あさってから公務員としての仕事をする必要はない。」Adriano氏はストライキを行うとしている保健専門協会(Associasaun Profesional Saude, APS)と東ティモール看護師協会(AETL)に対して11月10日伝えた。

 APSとAETLはストライキを行うとして政府に圧力をかけている。これはグスマン首相が保健副大臣Madalena Hanajan氏を罷免する決定をしないからである。

 Adriano氏は、このような問題を解決するのにはストライキが唯一の方法ではないと主張する。政府関係者が誤った行動をとった場合には、それを是正するための行動が大切であり、それはストライキではない。「このような脅迫行動をとる者は国家の発展に貢献するものではない。したがって自らが自分にふさわしいポストをみつけるほうがよい」と同氏は語る。

 PSD党の代表代理Vidal de Jesus Alias Reak氏は、大切なことはストライキを行ったり辞職したりすることではなく、問題解決の方法を探すことだと述べている。「もし仮にストライキが行われた場合は、その影響をうけるのは患者であり国民である。だからよりよい解決方法を見つけることが大切である」と同氏は語った。

 一方PUN党の代表Fernanda Mesquita Borges氏は、どのような職業についているとしても、すべての人は何か満足できない問題がある場合にはストライキを行う権利を有しており、それは憲法にも書かれていることであるという。しかし、ストライキというのは事態がよくない方向に進んだときの最終的な方法である。だから組織や協会は、自らの役割に従事し続ける許容力を持つことが重要である。

 

 

 

 

 

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