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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「助産師たちは給料を受け取っていない」

(Parteira sira la simu perdiam. Timor Post, 2009/11/09)

 

 ディリ:病院やクリニックで診療補助にあたっている助産師たちは、この3ヶ月間給料を受け取っていない。

 これは本紙の匿名情報源から最近もたらされた情報である。それによると、ティモール国内の病院やクリニックで診療補助にあたっている助産師たちは、ほとんどが時間給で雇用されているのであるが現時点でまだその給料を受け取っていないという。

 この情報をもたらした人は、政府保健省と国立病院はすでに仕事をした助産師に対して、給料を支払い忘れているということをbingaしている(意味不明)。同氏は、政府は無責任であると感じている。

 助産師は毎日のようにお産に立ち会う必要のある人道的な職業である。「彼女たちはお産に立ち会うよう求められたときには、それに応える必要があり、先延ばしにすることはできない。したがって彼女たちを必要としている人はそのことに感謝すべきである。」と同氏は言う。

 本紙はこの件についてディリ国立病院HNGVの院長Odete da Silva氏に確認しようとしたが、時間がないことを理由に取材に応じてもらえなかった。実際は、HNGVは外国メディアの取材には応じているので、対応するメディアを選別していると思われる。

 なお、先週月曜から木曜の期間にHNGVを受診した患者は279人であった。死亡例は1例。一方入院患者は、産婦人科69人、小児科21人、外科15人、内科13人、隔離病室5人、整形外科5人、新生児室2人、ICU2人、VIP室1人であった。犯罪関連で治療を受けたケースは、家庭内暴力1例、交通事故30例、切り傷7例、裂傷2例だった。

 

 

 

 

 

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