領事関係情報

医務官からのお知らせ

東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「らい病患者数は4県で多い」

(Moras Lepra as iha distritu 4. Timor Post, 2009/10/29)

 

 ディリ:東ティモールにおけるらい病ミッション(LP)のデータによると、オエクシ、ディリ、マナトゥト、バウカウの4県で患者数が多いことがわかった。

 「先日、われわれがディリ市内でらい病に新しく罹患した患者数を把握するキャンペーンを行ったところ、患者数は増加していた。2008年のデータでは25%の増加率であった。昨年の保健省の到達目標にはらい病を撲滅することをうたっていたが、現実的には非常に増加していたということである。早期に患者を発見することを目的としてこのプログラムがある。」LPのプロジェクト主催者Antonio Rosario氏はコモロのアイムティンにあるカノッサで10月28日記者に語った。

 同氏はさらに、2007年のデータでは増加率は21%にとどまったが、2009年はさらに患者数が増加しつづけている可能性があると言う。

 「2009年から2010年には、このプログラムのキャンペーンをさらに拡大して13のすべての県で実施する予定である。そのため、らい病患者数はさらに増加するであろう」と同氏は語る。

 Rozario氏はまた、アジア諸国の中で東ティモールはらい病患者がもっとも多い国であると強調する。同氏のプログラムはこれまでもSISCAの活動を通じてらい病の知識の普及と予防活動のリーダーシップをとってきた。しかし、住民グループのリーダーたちとの協調ができないとこの活動は困難であると同氏は言う。地域住民のリーダーの一部は、このプログラムの活動にあまり積極的に参加していない。

 Rosario氏によると、患者数は全国でおよそ1800人、そのうち900人は既に治癒しているとのことである。

 

 

 

 

 

(c) Embassy of Japan in Timor-Leste  Avenida de Portugal, Pantai Kelapa, Dili, Timor-Leste (P.O. Box 175) Tel: +670-3323131 Fax: +670-3323130