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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「マラリアはラウテム県、イリオマールとトゥトゥアラで多い」

(Malaria aas iha Lautem, Iliomar no Tutuala. Dilli Weekly, 2009/10/29)

 

 雨期を控え、各県の保健サービス局では気候の変化に伴って増加するマラリアやデング熱、下痢症などの病気について予防プロモーション活動を開始する。これはマナトゥト県保健サービス局の局長Fransisco Soares氏が最近ディリ市内で語ったことである。

 「われわれは、特に環境美化と清潔な飲料水を使用すること、食事の前に手を洗うことを強調している。」とSoares氏は言う。

 医療機関を受診する前に、個人がいかにしてさまざまな病気を予防するかということに関する教育やプロモーション活動が重要である。

 「5分間あれば、どうすれば健康的で病気にならない生活を送ることができるかを住民に説明できる。その内容は、きれいな水を使うこと、水は沸騰させてから飲むこと、食べる前に手を洗うことである。」

 これらのプロモーション活動はSISCA(地域統合保健サービス)を通じ各村や部落に対して行われる。また小学校の児童に対しても理解できるように教育していく予定である。

 2008年に発見されたデング熱患者は47例だった。幸い治療はうまくいった。マラリアやデング熱の予防のために蚊の駆除を行う薬剤散布も奏功している。

 ラウテム県の保健サービス局長Juliao Perreira氏は、これから雨期を迎えるにあたり雨期に流行する病気を予防するためには、特に山間部でのプロモーション活動が重要であると言う。

 「環境をきれいにすることでマラリアやデング熱、下痢症などの病気を予防することができるということを、住民が理解することが大切である。」とPerreira氏は言う。

 ラウテム県で2008年に発生したマラリア患者のうち、65%はイリオマールとトゥトゥアラで発生している。

 

 

 

 

 

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