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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「病院では喘息の治療薬が品切れ」

(Aimoruk asma hotu iha hospital. Jornal do Diario Nacional, 2009/10/28)

 

 副首相Mario Viegas Carrascalao氏は、現在病院では喘息治療薬が品切れ状態であり、そのため医師たちは非常に懸念していると述べた。

 「本日、医師たちが私を訪れて彼らの懸念している権利上の問題や、病院施設の問題などについて面談した。予算に関連することもあるが、これらについて財務省は注目することを拒否したために彼らは私のところへやってきたのである。」と副首相Carrascalao氏は10月27日政府庁舎内で医師たちと面談した後記者団に対して語った。

 同氏によると、東ティモール国内の病院では多くの薬剤が不足しており、医師たちは治療が十分に行えないと訴えている。たとえば喘息については、国内に非常にたくさんの患者がいるにもかかわらず、だいぶ以前から喘息治療薬は品切れ状態にある。

 「このような問題はまず、医師たちの組織内で話し合いをもち解決策を探るべきである。またこれについては保健省が責任省庁であり、保健省が十分に対応しない場合には私のところに面談を求めることもできる。」

 また、保健副大臣Madalena Hanjan氏の問題に関してCarrascalao氏は、この問題の判断をするのはグスマン首相であり、個々の大臣や政府関係者がそれぞれの意見を述べるべきではないと語った。

 「要望を申し立てる場合は組織の中でコンセンサスを得てから申し立てるべきであり、専門家組織内部で問題を引き起こしてはいけない。」と同氏は言う。

 同じことについて、東ティモール医師協会(Assosiasaun dos Medicos de Timor Leste)会長のVirna Martins Gusmao氏は、今回Carrascalao氏と面談した目的は副首相に組織について知ってもらうことであると述べた。

 「私たちは保健省と協力し独自のプログラムを持って活動している。保健省との協力関係は非常に長期間にわたっている。すでに7年以上も日夜国民の健康維持や疾病治療にあたっている医師も多いが、彼らはその契約内容が今日にいたるまで7年前と全く変わっておらず、その点について強い懸念を抱いている。この問題を解決するために本日副首相と面談を行った。」とVirna氏は語った。

 

 

 

 

 

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