「住民はさまざまな疾病の脅威にさらされている」
(Populasaun hetan ameasa husi moras oin-oin. Timor Post, 2009/10/22)
ディリ:首都ディリの住民は今日、雨期を控えて気候変動によるさまざまな疾病からの脅威にさらされている。
昨日の雨の後、当紙記者がディリ市内で取材したところ、ディリ市住民はマラリア、下痢症、咳、発熱その他たくさんの疾病に罹患する危険性が非常に高いことがわかった。
ディリ市は当初「清潔で整然とした美しく健康的な町」という意味のディリ・ベルタイスBERTAIS(Bersih Teratur Indah dan Sehat)の名称が与えられていたが、現在は「雨期に多くの病気が発生するおそれのある町」になってしまった。
かつてのディリ・ベルタイスは、今や雨がふると町中にゴミが流れ出してゴミの中に埋もれてしまう。道路の穴にもゴミがたくさん浮かんでいる。これはせっかくディリ市がゴミ捨て場を整備しているにもかかわらず、住民が側溝にゴミを捨ててしまうために、側溝がつまってしまってその機能を果たしていないということが原因である。
インドネシア統治の時代ではなく、現在ディリは我が国の首都である。したがって首都としての変化を遂げる必要がありまたそれは以前よりもよい姿であるべきなのである。
しかしながら現在の首都の状態は、いかにディリ市の役所が努力していてもその努力の効果が十分にでていない。現在のこの状況は決して楽観できるものではなく、むしろ深刻にとらえるべきである。我が国では、大統領や首相をはじめ省庁の大臣や公務員が、ディリ市内でみんな協力しながら毎週金曜日に全体掃除を行い環境の美化に努めているが、その結果も十分ではない。
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