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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「ホルタ大統領は全体掃除をあきらめた」

(PR Horta lakohi ona halo limpeja jeral. Jornal do Diario Nacional, 2009/10/22)

 

 ラモス・ホルタ大統領は毎週金曜日に行われている全体掃除に参加することをあきらめた。その理由は国民がこの活動に協力しないからである。

 「全体掃除プログラムは、旅行者にきれいな環境を提供することが目的ではなく、住民の健康を守るためであり、雨期になって大量のゴミの中から病気を媒介する蚊が発生しないようにして住民自身が病気になることを予防することが目的で行っているのであるが、我々のこの主張を住民は聞こうとしない。」ホルタ大統領は帰国した10月21日、コモロのニコラウ・ロバト空港で記者に語った。

 ホルタ大統領によれば、この活動には今後参加する気持ちもないし大統領府の公務員が毎週金曜日の掃除に時間をとられることのないようにするという。

 「国家は市民に対してこの活動を強制することはできない。そのため私はスコの村長を大統領府に集めて会議を開催しこの活動の意義を説明した。村長たちは、病気を予防するということを理解し反応はよかったが、一部にはそれを理解しない者もあった。」と大統領は言う。スコの中には村長が理解を示しても住民がそれに参加しないというところもある。

 「今回のスコ選挙の結果選出された新しい村長たちをあらためて招集して会議を開催し、いかにして住民にこの活動に参加してもらうかという点について協議するつもりであり、選挙結果を待っているところである。」と大統領は述べた。

 また、海岸沿い地域、特にメティアウ、ビダウ地区にある不法な建築物(バラック)に関しても、法務省は7月に撤去する方針を決定している。

 「私は政府に指示して、時間をかけてこの問題の解決方法をさぐるよう求めてきたが、一部の建物に住んでいる住民や、商店、レストランなどはゴミを海岸に捨て続けており、今回の全体掃除の効果があがっていない。改善がみられないため、もはやこれ以上先延ばしにすることはできない。政府はこの地域のレストランその他の建物を撤去する方針であり、私もそれを今となっては止めようとしない。すでに法律は発効している。」とホルタ大統領は語った。

 

 

 

 

 

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