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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「Formosa保健センターでは上気道炎が多い」

(Moras ISPA domina klinika sentru Formosa. Suara Timor Lorsae, 2009/10/21)

 

 ディリ:Formosa保健センター所長Jaime dos Reis Belo氏によると、当クリニックでは上気道炎が多く、ついで下痢症、マラリア、皮膚掻痒症の順である。

 同クリニックによると、1日あたりの受診患者数は300人から500人にのぼるという。

 「患者の数は多くて500人、少なくても300人は毎日受診している」と所長はSTL紙の記者に語った。

 Jame氏によれば、このクリニックでは53人の医療スタッフが働いており、治療や診察に真剣に取り組んでいる。患者の多くは回復するが一部はより高度な治療のためにディリ国立病院HNGVに搬送されることもある。

 「搬送される患者は子どもの場合も大人の場合もあるが、上気道炎でも重症な例である。3~4ヶ月、より重症な場合は6~7ヶ月かかることもある。」

 同氏はまた、今は乾季であり、自動車による埃などによる大気汚染が悪化していることがこれらの疾患の増加に関連しているという。

 「これらの病気を避けるためには、きちんと掃除をし、道路のゴミや埃を少なくすることが重要であり、そうすることで病気が拡大することを抑えることができる。しかしそうしないと危険な病気がどんどん増加してしまうことになるだろう。」と同所長は語った。

 (訳者注:formsaはポルトガル語で「美しい、すばらしい」という意味)

 

 

 

 

 

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