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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「米国海軍が口腔衛生治療を提供し好評」

(Forsa marinha fo tratamentu saude oral nee pozitivu. Timor Post, 2009/10/20)

 

 ディリ:リキサ県の口腔衛生局長Daniel da Costa氏は、米国海軍が口腔衛生治療をマウバラのクリニックで行い好評だったと語った。

 米国海軍はさまざまな機材を所有しており、これらは医学が非常に進歩していることを示している。それらは専門医だけでなく、一般医や歯科医、薬剤や検査、科学的な分析などにも関連するものである。

 「これらの機材を用いて行っている社会活動の中で、特に歯科口腔衛生治療についての活動に注目している。米国海軍は機材をすべてそろえているので、われわれは口腔衛生治療活動を行う場所のクリニックを提供した。」と同氏は本紙が10月19日に受け取った文書の中で述べていた。

 米国海軍の社会奉仕活動の場所として、リキサ県のエリザベス・マウバラクリニックが使用された。同クリニックは東ティモール政府・保健省と良好な関係を有するクリニックであることがその理由である。

 「初日には、子どもから大人まで123人が米国海軍による歯科口腔衛生治療に訪れた。」とDaniel氏は述べる。

 同氏によれば、診察をうけたのは学童がもっとも多かったが高齢者の患者も多かったという。これらの傾向から、子どもたちは毎日のように砂糖を大量に含んだ柔らかい食べ物を摂取していて、口腔内の衛生については注意をしていない。このことが細菌の繁殖を招いており、乳歯や永久歯、歯肉や口腔粘膜に病気を引き起こしている。

 高齢者においては、歯がすでに欠損している人が多い。これはさまざまな原因によるが、アルコールの大量摂取や喫煙、びんろうじを噛むことなどがあげられる。

 Daniel氏は、現在歯科口腔衛生に携わる人材すなわち医師や看護師、技師は44人であると述べた。医師は6人、看護師は37人、検査技師1人という内訳である。当国には109万あまりの住民がいる。人材は非常に限られているが今後も住民サービスを提供していきたいと同氏は語った。

 

 

 

 

 

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