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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「東ティモールは全国手洗いデー記念式典を開催した」

(TL selebra tiha ona loron global fase liman. Jornal do Diario Nacional, 2009/10/19)

 

 東ティモール政府保健省から保健副大臣Madalena Hanjan氏を迎え、メルカド・ラマにおいて全国手洗いデーを記念する式典が10月16日金曜日に開催された。

 「毎年、下痢症や上気道感染症は子どもの死亡原因としてもっとも多いものとして報告されており、5歳までの子どもの死亡率は出生10万人あたり3.5人にのぼる。全国手洗いデーの目的は、石けんと水で手を洗うことが健康を守ることにおいていかに重要であるかということに注意を向けることである。」と保健副大臣Madalena Hanjan氏は述べた。

 「手洗いは命を救う」これはスローガンであるが、子どもや学生に対して行動することを促すためのものである。学校に水と清潔な環境をもたらし石けんで手を洗うことを覚えてもらうことは、それを地域や家庭で生かすことにもつながるとHanjan氏は言う。

 「清潔な水はまだすべての学校で使用できるようになっていない。石けんと水で手を洗うことためにこれは緊急の課題である。特にトイレに行ったあとや食べ物を触る前にこれを行うことが重要である。このことによって下痢症は40%、上気道感染症は25%減少するはずである。さらに、石けんと水で手を洗うことは既に豚インフルエンザH1N1感染症を予防するためにも重要である。

 石けんで手を洗うことと清潔な環境を整備することは、ミレニアム開発目標にも掲げられている。すべての子どもが男女とも学校に通うことという目標と同じく、2015年までに達成する目標でありそのための予算も計上されている。

 「全国手洗いデーは、大洋州すべてで行われている手洗い運動と連動しており、各国政府や市民運動、NGOもその活動を認識して活動を行っている。」と同氏は語る。

 UNICEFはその60年の歴史の中で世界156の国や地域で、子どもの出生から成長を思春期青年期にいたるまで支援する活動を行っている。特に開発途上国におけるワクチン接種の普及に力を入れている。さらにUNICEFは、男女すべての子どもを暴力や不当な搾取、AIDSなどの感染症から守ることも支援している。

 

 

 

 

 

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