「第4回世界精神保健デー記念:バイロピテ地区の住民はCaritas Australiaの活動に感謝している」
(Aniversariu Loron Saude Menal IV, Populasaun Bairo-Pite agradese prezensa Caritas Australia. Timor Post, 2009/10/12)
ディリ:バイロピテ地区ビタバの地区長は住民を代表し、第4回世界精神保健デー記念式典において、住民に対して直接精神疾患の理解を深める活動を行ってきたことについてCaritasに感謝の意を表明した。
ビタバ地区の地区長は世界精神保健デーの記念式典会場において、NGOのPRADETが若者に対して精神疾患の理解と治療、予防についての知識を提供するトレーニングを行っていることを政府保健省に対して説明した。
CaritasのプログラムマネージャーFernando Pires氏は、同記念式典にはPRADETとCaritas Australia他Ba FuturuやJSMPなどのNGOが参加し、精神保健・精神疾患の予防に関する内容を話し合ったと述べた。
同氏によれば、1999年から2006年の間に当国では多くの心的外傷となる事件が発生しており、Caritasとパートナーはその精神的なストレスから住民を守る目的で活動を行ってきた。
Pires氏はまた、心的外傷体験の被害者をストレスから守るためには、家族・家庭や地域社会が患者ひとりひとりに対して保護機能を持つということが必要であると述べた。またそのことによって精神疾患の発症を予防することも可能である。
この精神保健プログラムは4つの地区から始まっており、保健省とPRADET、Caritasが12人の患者に対して専門的な治療を行っている。この3年間に22人のスタッフがこれらの組織で活動している。
「精神疾患の治療には家族からの積極的な参加が必要である」とFernand Pires氏は言う。
DNSC(国家地域保健局長)のJose Guterres Magno氏によれば、世界精神保健デーの記念式典は10月10日に東ティモールでも毎年開催されており、今年で4回目になる。
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