「SISCAプログラムを住民に浸透させるにはボランティアが必要」
(Avansa programa SISCA ba kommunidade persiza voluntariu. Suara Timor Lorosae, 2009/10/02)
バウカウ:地域統合保健プログラムSISCAを住民の間に浸透させるためには、そのために協力してくれるボランティアが必要である。しかしボランティアは活動に参加する前に、まずSISCAプログラムについてそれがどのように機能しているかということを理解することが必要である。
先週バウカウ地域の保健担当者はボランティア向けの研修会を開催した。研修ではスコや部落それぞれの代表が参加した。この計画では、各スコや部落に5人のボランティアが必要であるとしている。
バウカウ準県には11のスコがあり、それぞれから5人のボランティアが参加した。ボランティアは地域のSISCAに参加する前に、各地域それぞれでSISCAの果たしている役割や機能について十分に理解することが必要である。バウカウ地区の保健所長Gelasio Antonio da Costa Ribeiro氏は、ボランティアは1週間の研修を行うとしている。4日間の研修の後にボランティアたちは各地域の保健リーダーを支援する役割を担い、毎月住民保健に関する報告書を提出する。「SISCAは、その役割や機能が地域住民に十分に理解されていないという点で、成功とは言えない。そのためにボランティアの活動が非常に重要である」とGelasio Antonio da Costa Ribeiro氏は語る。このボランティア研修のために政府は6000ドルの予算を計上している。
研修をうけた一人Laurentino Jeferino Moreira氏は、サマラリヴィラ村からのボランティアであるが、この研修に参加できて満足していると話す。研修が終わったら村で活動したいとのことである。またバフ村のボランティアManuela Goncalves氏は「この研修はとてもよい研修です。SISCAについての私たちの知識を高めることができます。私たちはこれに基づいてボランティアとして活動することができます。」と話した。
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