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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「保健省は東ティモール保健科学に関する本を初めて出版する」

(MS Lansa Livru Premeiru Sientifika Saude TL. Jornald do Diario Nacional, 2009/09/25)

 

 保健省局長のAgapito da Silva Soares氏は、第一回東ティモール保健科学学術集会の本を公式出版し保健関係の専門職や診断に携わる人に周知すると発表した。

 出版の記念式典は、ポルトガル大使のLuis Borreira de Sousa氏および東ティモール国軍F-FDTL司令官のTaur Matan Ruak氏、その他関係者を招いて9月24日ディリ市コモロの健康科学研究所において開催された。

 「この学術会議はすでに1年前に開催され大変盛況であった。この会議はCalaustic基金とポルトガル赤十字社の保健専門学校およびリスボンの技術高等学校からの支援により多くの人が参加して実現した。」とAgapito氏は語った。

 「この学術集会はわれわれのような新しい国家の保健省にとってとても重要なものである。新しい国家は保健医療に関する新しい知識が必要であり、これらの知見を今後の保健行政の道しるべとして、また今後の計画立案において利用することが必要である。そのためには学術集会の開催が非常に重要である。この学術集会はディリ国立病院に併設されている国立保健図書館においても開催された。東ティモール住民の健康をどのようにして維持していくか、また将来世界の健康にどのように寄与するのかなど、この学術集会において多くの新しい知見を提供してくれた参加者に感謝する。また同時に多くの時間をさいて学術集会を開催し、その内容を本にまとめた健康科学研究所のスタッフや多大な支援をしてくれたポルトガル政府にも心から感謝する。」とAgapito氏は述べた。さらに氏は、「今回出版されたこの本は、多くの人に読んでもらいたいと思う。この本には東ティモールの国民の健康をどのように促進していくかということについて多くの内容が書かれているからである。」と述べた。

 健康科学研究所所長のCarlos Boavida Tilman氏は、この本を出版することによって、住民にポルトガル政府とのパートナーシップについて知ってもらうこと、第一回の保健科学学術集会が開催され成功したことを知ってもらうこともその目的であると言う。この本は、昨年12月3日~5日に開催された第一回保健科学学術集会の記録であり、3つの言語によって記載されている。公用語としてのポルトガル語、我が国の言語テトゥン語、および国際言語としての英語である。ページ数は134ページある。

 

 

 

 

 

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