「保健省はディリ国立病院において個別保健トレーニングを実施」
(MS Fo Treinamentu Ba Pesoal Saude iha HNGV. Suara Timor Lorosae, 2009/09/23)
ディリ:政府と保健省はディリ国立病院HNGVや個人クリニック、地域保健センターで健康促進コントロールのための個別トレーニングを実施する。
保健省栄養部門の部長Dirce Maria氏が9月22日HNGVで開催されたワークショップの席上、STL紙記者に対して語ったことによると、このトレーニングはUNICEFやWHO、およびALOLAファンデーションからの支援によって行われるもので、個人の健康管理技能を高めるためのHNGVの事業の一環である。
本トレーニングにおいては、小児科や新生児科、産婦人科など子どもと母親の保健専門職を対象にしているものであり、母乳育児促進も兼ねている。
「きれいな水を母親が飲むことで健康な母乳を子どもに与えることができるようになる。HNGVは赤ちゃんにやさしい病院としての役割にもう一度立ち返ってこのようなことを理解させるためのトレーニングを始める。」とDirce氏は語る。
2005年にHNGVはすでに赤ちゃんにやさしい病院としての活動を開始した。しかしその後多くの困難に直面していた。そのため今回その機能をとりもどすためにこのトレーニングが実施されるのである。
赤ちゃんにやさしい病院とは、来院して分娩したすべての母親に対して、子どもが生まれた後は母乳を与えることを指導し、ほ乳瓶の使用をなくし、その後もひきつづき母乳のみを与えることの指導を継続し、またそのモニタリングを継続していくという役割を持っている。
「このトレーニングは3日間のプログラムに分けて行われる。3つのグループに分けることでそれぞれがすべてのプログラムを受講できるようにするためである。保健省は今後他の県、すなわちバウカウ県、オエクシ県でもこのトレーニングプログラムを実施する予定にしている。そして段階的にティモール国内すべての病院の機能を高めていく予定である。」と氏は語る。
HNGVの助産師の一人Zelia Cardoso氏は、以前HNGVは病院で生まれた子どもに対して最初に指導を始める病院であったと語る。
「私たちはHNGVにやってきて分娩するすべての母親に対し、どのように母乳を与えるかを指導し、母乳が子どもにとっていかに大切であって人工乳よりも優れているかということを知ってもらいたい。」とZelia氏は述べた。
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