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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「バウカウ病院の建設は入札やり直し予定」

(Konstruksaun Hospital Baucau, Ospital Baucau Sei Retender. Suara Timor Lorosae, 2009/09/22)

 

 ディリ:保健大臣Nelson Martins氏によると、Kay Rala Xanana Gusmao首相は財務省に対してバウカウ病院建設の競争入札をやり直すよう指示した。

 「グスマン首相からわれわれ保健省に対して、2010年までにバウカウ病院の建設のための予算を再度分配することについて問い合わせがあった。財務省支給局はバウカウ病院の建築を完遂できる財務能力と資質をもつ企業を、入札によって選定する予定である。」と保健大臣Nelson Martins氏はディリ市コモロの保健科学研究センターで語った。

 Nelson氏によると、グスマン首相はバウカウ病院建築計画について、韓国企業のKompania Internasional More Greeri社と東ティモール企業のKomnania Morgin社の指名を取り下げ、他社に交代させるため競争入札をやり直す予定である。これはこの二つの企業が、バウカウ病院の建築についてすでに政府との間の信頼関係を失っていることによる。バウカウ病院の建築は2010年まで続けられることになっている。保健省は現在までにすでにこのプロジェクトについて支給局とともに予算のアウトラインを作成し、入札プロセスに入っている。

 海外と国内の二つの企業によるバウカウ病院の建築は、これで終了されるわけではない。政府はすでにこのプロジェクトに20万米ドルを費やしている。

 「私はすでに20万ドルを費やしているというデータがあることを知っているが、この予算が全く失われてしまったということではない。なぜならそのお金はふたたび国庫に戻ることになるからである。」と氏は語る。

 これとは別に、政府はこれまでにマウベシ、スアイ、マリアナで二次病院の建設を行っているが、保健スタッフは引き続き地域住民の保健事業に従事しながら、新しい病院の完成を待っている。

 一方国家評議委員会Fの保健および教育問題担当のVigilio Marcel氏は、バウカウ病院の建設を継続してくれる企業を探すよう提案する予定である。

 「政府はこのプロジェクトを完全に行うことができる企業をしっかりと選定すべきである。韓国企業のような問題を取り上げるべきではないと私は思う。」と彼は語る。

 Vigilio氏は、この二つの企業が病院建設プロジェクトを終了する意志がないことをとても遺憾に思っている。このような企業の態度は国民の、国家のお金を失わせるだけである。

 

 

 

 

 

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