「住民が全体掃除に貢献しないのでグスマン首相は悲しい」
(Xanana Tristi Povu La Kontribui Limpeja Jeral. Suara Timor Lorosae, 2009/09/14)
ディリ:Xanana Gusmao首相は、ディリ市内で政府が毎週行っている全体掃除に住民が貢献しないことを非常に遺憾に思っている。
全体掃除は、共和国大統領であるJose Ramos Horta氏がディリ市を平和都市にふさわしい都市に変えようと始めた事業である。この事業は、すべての国家公務員および地方公務員が、毎週金曜日午前をディリ市において市内清掃に取り組む時間にあてるというものである。
しかし現実は、先週9月11日にXanana首相が健康上の理由で清掃作業に参加できなかったために公務員たちが清掃にあたったが、ディリ市内ビダウマサウル地区、アイタラク-ララン地区、ベボラ地区、ビダウサンタナ地区、タイベシ地区など多くの地区で、公務員たちが清掃している姿を多くの住民は立って笑いながらみている様子がみられた。
Xanana首相によると、これまで多くの住民は公務員たちが道路脇の溝を清掃している姿を目にしているはずだが、これを笑っている住民の多くの家にゴミがあふれ、道路の穴や側溝、ドブなどは蚊が大量に発生している。「もし住民が勤勉に清掃に取り組まなければ、すべての住民が健康悪化を来たし、国にとってもよくない状況を来すだろう。」と首相はSTL紙の記者に先週金曜日に語った。
一方STL紙が取材したことによるとディリ市では政府が中心になって清掃に努めているが、住民の多くは未だにゴミを決められた場所ではないところへ投げ捨てている。これは国民の健康にとって脅威である。またビダウン地区、バイロピテ地区、アイタラク-ララン地区の住民は、現在も夜間家畜を屋外に放し飼いにしていることもSTL紙の最近の取材により判明した。
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