領事関係情報

医務官からのお知らせ

東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「東ティモールの学生700人がキューバで学んでいる:Roberto Gangoleg氏『来年は450人の学生が東ティモールに戻ってくる』」

(Estudante Timor Leste Estuda Iha Cuba 700. Roberto Gangoleg: Tinan Oin Estudante 450 Fila Mai TL. Suara Timor Lorosae, 2009/09/09)

 

 ディリ:キューバの保健副大臣Roberto Gongaleg Marha氏(訳者注:DN紙も同じ記事を掲載しているが、名前はRoberto Gonjalez Mariaと記載されている)は、現在700人の東ティモール人学生がキューバで学んでいるが、来年にはそのうち450人が東ティモールに帰国する予定であると語った。

 「現在キューバでは700人の東ティモール人が学んでいる。来年は450人が帰国予定である。また、18人は最近すでに帰国しており東ティモール国内のすべての地域と県で仕事を始めている。」とRoberto副大臣は9月8日記者たちに話した。

 今回の副大臣の東ティモール訪問の目的は、帰国する学生に対する準備状況を視察すること、またキューバ政府が学生の卒業後の状態に対する多くの不安を払拭するためである。さらに、来年卒業する学生のための東ティモール政府と保健省による準備状況を直接視察するために保健副大臣が来訪した。

 氏によると、現在帰国している18人はすでに5学年までの課程を修了しており、1年後に復学しのこり2年間の学習をする。そのためディリの国立病院をその時までに病院の設備や彼らが病院近くに居住することができるような施設を整備することで、彼らが良好なサービスを提供できるように準備する必要があるとのことである。

 キューバから来訪したその他の教授たちも、少なくとも東ティモール人の教授が自らの国で医師や看護師などの保健専門家を教育できるようになるまでは彼らが大学で教育の支援を行う。

 今回の訪問で直接視察したことにより、当国の医療状況は非常に良好であり、それはディリ国立病院だけではなく県や郡レベルでも始まっているということが明らかになった。キューバの保健副大臣は、ディリ国立病院は環境にも配慮し専門家たちはティモール国民に対してだけでなく、各国の団体を含むさまざまな病気や目的で病院を訪れるあらゆる人たちの信頼を得られるような態度を示す必要があることを強く示唆した。

 「東ティモール国民がさまざまなことを経験しここに至ったことに対して私は祝福したいと思う。またその経過を忘れることなくさらによい状態をめざして教育上の問題を克服していくことも必要である。私はティモールとキューバの間の信頼関係はつよいものであると思うし、8月30日の住民投票記念日に東ティモール政府がキューバ人医師団に対してメダルを授与したことについて感謝している。東ティモール全体がキューバ人の行っていることをオーソライズすることは、近い将来大きなメリットとなるであろうことについても満足している。」と副大臣は述べた。

 

 

 

 

 

(c) Embassy of Japan in Timor-Leste  Avenida de Portugal, Pantai Kelapa, Dili, Timor-Leste (P.O. Box 175) Tel: +670-3323131 Fax: +670-3323130