「21人の豚インフルエンザ患者が見つかる」
(Pasiente 21 Hetan Moras Gripe Fahi. Suara Timor Lorosae, 2009/08/25)
ディリ:ディリ国立病院(HNGV)への取材によると、合計21人の豚インフルエンザ(インフルエンザH1N1)患者がみつかった。これは海外に旅行したティモール人から家族への感染であった。
この情報によると、海外に旅行した後帰国したティモール人からその家族が感染したものである。豚インフルエンザの疑い患者は当国内でも先月から増加している。
「HNGVにはすでに21人の豚インフルエンザ患者が入院した」とHNGVの院長は語った。検査の結果、みつかった21人のうち7人が感染確定とされた。院長のOdet Viegas氏は、陰性であった患者は全員帰宅したと発表した。しかし陽性患者は現在HNGVの隔離病棟で集中治療をうけている。この疾患が報告された当初から、保健省は空港に機材を持ち込み海外からの入国者をチェックしている。
Odete氏はまた、8月17日から21日に行われた活動についても報告した。今週Odete氏はUNFPA(国連人口活動基金)の現地代表からの訪問をうけ、それに引き続いて病棟を視察した。訪問の目的はHNGVで行われている患者への治療が有効に機能しているかを視察するためである。午後からは保健省の栄養部門のチームと面談した。当病院では緊急外来はA外来とB外来とに分かれている。A外来は主に緊急患者のうち出血している患者あるいは外傷患者など重症な患者を診察する。B外来は医師1名とperawat1名が常駐し、入院患者のふりわけを行っている。
7月17日から21日までの5日間にHNGVを受診した患者は409人であり、交通事故18件、家庭内暴力1件、薬物中毒2件を含む。入院患者は産婦人科45人、小児科19人、外科10人、内科8人、隔離病棟6人、集中治療室4人、新生児1人であった。死亡例はなくHNGVでの医療活動が良好に機能している。
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