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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「ディリ国立病院ＨＮＧＶは取材する記者を差別している」

（Attendamentu HNGV Ba Jornalista Iha Diskriminasaun. Jornal do Diario Nacional, 2009/08/19）

 

　ディリ国立病院ＨＮＧＶは取材する記者を差別している。記者の半数は取材のために病院内に入ることができるが半数はそれができない。当紙の記者が8月18日水曜日にＨＮＧＶで豚インフルエンザ対策の中心であるEvangelino dos Santos医師にインタビューしようとしたところ、ＨＮＧＶ側は理由もなく取材許可証を与えなかった。「取材をする場合は編集部からの紹介状が必要であるが、私はそのような規則があるのになぜＴＶＴＬ（訳者注：東ティモールテレビ局）の記者が昨日病院内に入ることができたのかわからない（訳者注：ＴＶＴＬは8月17日夜のニュースでＨＮＧＶの隔離病棟内部の映像を放映した）。ＤＮ紙の記者はこの規則にのっとり、豚インフルエンザに関してより詳細な取材をするために病院内部に入ろうとしたが、ＨＮＧＶ側はＤＮ紙に対して院内の環境がよくないということで取材を許可しなかった。院内環境が悪いのであればなぜＴＶＴＬの記者は病院内に入ることができたのであろうか？緊急性の高い内容については許可証があれば取材が可能である。しかしJoana Alvesの例のように（訳者注：医療事故が疑われており現在も調査中とされる事例）政治がからむ場合は許可証があっても取材できないことがある。われわれはＨＮＧＶに対してこのような規則を改善するように求めている。」と本紙記者は語った。なおEvangelino dos Santos Rogue医師はインタビューに応じなかったが、ＨＮＧＶは昨日115人の患者が受診したと発表した。入院患者は産婦人科12人、外科2人、小児科10人、内科1人、隔離なし、集中治療室1人、死亡者なし。警察関連では家庭内暴力4件、薬物中毒2件、交通事故4件、死亡者なしだった。

 

 

 

　

 

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