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東ティモール医療に関する現地テトゥン語新聞報道抄訳

 

 

「コモロ保健センターを受診した子どもの多くは上気道感染症」

(Maioria Labarik Hetan Moras ISPA Iha Centro Saude Comoro. Timor Post, 2009/08/13)

 

 ディリ:コモロ保健センターを受診した子どもの多くは上気道感染症だった。コモロ保健センタークリニック院長のAbel B dos Santos氏が記者に語った。1ヶ月間に当クリニックを受診した子どもは500人であり治療によって健康をとりもどした。氏はまた、これらの上気道感染の原因は汚れた環境であると考えられるため、住民一人一人が環境汚染について認識し、家庭ででるごみを道路などに捨てないということが必要であると語った。感染症の頻度は非常に高く、住民の環境汚染についての認識はまだ十分ではない。そのため感染症の頻度は下がる傾向はみられないし住民はゴミをあちこちに捨てている。Abel氏はさらに、コモロ保健センターでは上気道炎の他栄養失調も多いと言う。毎月栄養失調状態でセンターのクリニックを受診する子どもは10人から20人くらいおり、この半年間で300人が栄養失調と判定された。栄養失調については、クリニックで治療を行っているわけではないことを住民は知っておく必要がある。しかしNGOなどで治療を受けたり栄養補助をしてもらったりできるように紹介状を作成して紹介している。この二つの疾患の他にも、下痢やマラリア、結核、外傷・事故、尿路感染症(性行為感染症)などがセンターを受診する。子どもはこのうちマラリアと下痢が多く、大人は結核と外傷、尿路感染症(性行為感染症)が多い。

 

 

 

 

 

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