「最近6ヶ月にマヌファヒ保健センターに20人の結核患者が受診、2名死亡」
(Fulan 6 Nia Laran, CSM Atende Moras TBC Nain 20, Nain 2 Mate, Suara Timor Lorosae 2009/7/24)
サメ:2009年1月から6月の6ヶ月間で、マヌファヒ保健センター(CSM)に結核患者20名が受診し、2人は他界した。結核検査が陰性で肺外症状(咽頭症状など)を訴えた患者は34人。死亡したのはトゥリスカイ1例、サメ1例で、どちらも病院に入院中であったが末期ということで退院し自宅療養していた。マヌファヒ県の結核診療コーディネーターManuel da Costa Ferreira氏によれば、東ティモールでは結核は重大な病気であり、肺炎でBPA陽性者は145人だった。マヌファヒ県の人口は2009年現在54754人だが、BPA陽性者79人全員がセンターを受診した。サメは45人、トゥリスカイ11人、ファトゥベリウが11人だった。「住民に対して我々は常につぎのことを知らせている。結核と診断された場合はただちに薬が十分ある病院を受診することである。受診できないほど体の状態が悪化してからでは遅い」とManuel氏は述べた。結核を根絶するためには家の中で家族に感染することを防止しなければならない。痰の中に結核菌が陽性と診断された者がいる家庭では、咳をするときはマスクを着用し石けんを使用した水で手を洗うこと、痰を吐かないことが大切である。患者の一人は、この病気になったら病院に行って医師や看護師から直接薬をもらって欠かさず飲むこと、“私たちが知らない”病気が再発しないようにすることが重要だと語った。サメの保健局長Alberto Sarmento氏は、ベタノの司祭たちも結核の治療薬を備えているので病院が遠い場合はベタノでも治療を受けられると述べている。
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