「マリアナがHIV/AIDS患者数の国内第2位になる」
(Maliana Sai Segundo Lugar Moras HIV/SIDA, Suara Timor Lorosae, 2009/7/21)
マリアナ:独立復活以降、世界の各地からティモールに人がやってくるようになった。彼らはそれぞれの暮らしをティモール国民とともに過ごしている。それぞれの生活がある。その中で営まれる活動には好ましくないものがある-フリーセックスもその一つだ。今、HIV/AIDSという名前で知られている病気への懸念が高まっている。先月政府が発表したところによると、ティモール国内には94人のHIV/AIDS患者が存在し、これまで16人が既に死亡している。患者数がもっとも多いのはディリ市であるが、次いで第2位はボボナロ県マリアナである。2008年以前は、第2位はコバリマ県スアイであったが2008年はマリアナがスアイを超えている。マリアナ病院院長のVitorino Bere Talo医師によれば、政府統計によるとボボナロ県内に5人のHIV/AIDS患者がいる。うち2名はディリからの紹介患者であるが残り3人は自分から血液検査を国立病院で受けた結果判明した。この5人は病院の近所に在住しているわけではなく国境を越えて行き来しているので居住地も定かではない。識者の中には5人の患者がいる場合は500人の疑い患者がいるはずだと指摘する人もいる。国境での検疫はこのような病気についてはあまり役立たない。複数のパートナーと性的な交渉を持つ場合はコンドームを使用すべきである、とVitorino医師は強調する。ボボナロ県の保健局長Jose Marcal da Cruz氏は、「この5人については住所を把握していない。プライバシーの問題もあるが名前や住所を明らかにすることが疾患の蔓延を防ぐためには必要ではないか」と政府に対して訴えている。
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