素晴らしい人たちと日本大使館のような素晴らしいところで一緒に過ごせるのは、私にとって本当に幸運なことだと感じます。私は、それぞれの分野の専門家である人々とのやりとりを通じて、有益なことをたくさん学んできました。私は彼らから勤勉さ、固い意志、献身、人々を平等に取り扱うことが夢の実現のための鍵であると学びました。
私は仕事を通じて、世界第二位の経済大国が、いかに私の母国であり新たに独立したばかりで貧しい国である東ティモールを支援しようと頑張っているかということの目撃者となりました。私は、日本大使館のスタッフが、まだ赤ん坊のようで自信を持ってまっすぐ上手に歩けるように頑張っている国を支援するという一つの目的に向かって頑張っている様子を見てきました。日本は東ティモールのような小さな国が独立して自由のすばらしさを享受できるように支援することに熱心に取り組んできた国です。
日本は東ティモールと共通しているものが一つあり、それはどちらの国も「日が昇る国」と呼ばれることです。私はこれが唯一の良い共通点となるのではなく、私たちが、日本人の職業倫理やより良い将来に向かって過去に起こった悪いことを許す誠実さを取り入れていくことを願っています。
この機会に、私は全ての日本の皆さんに東ティモールを訪れて直接見てほしいと思っています。簡単にこの国のことを紹介しましょう。24年間の独立闘争の結果、東ティモール人は、1999年にインドネシアからの独立に投票し、2002年に独立を達成しました。そして、ついに21世紀の世界で最も新しい国となったのです。
東ティモールは太平洋に位置し、長く続く丘に囲まれています。この国の地形は、ティモール海に浮かぶワニのように見えます。東ティモールの人々は、ワニを祖先(テトゥン語でAvo)と呼びます。
東ティモールは世界の他の地域で見られないユニークさを持っています。手つかずの自然、ポルトガルの遺産、人々の精神等、多くの特別なものがあるので、実際に訪れて体験してみて下さい。小さな国で、人口も少なく、のんびりとした雰囲気であるので、頻繁に直接有名人に会うことができます。
昨年8月に東京大学の学生がディリに来たときに、おもしろいことがありました。私たちは、ディリのホテルティモールでランチを食べていたのですが、同じレストランで食事をしていた大臣を私が見つけて指さしました。日本からの学生さんは、非常に驚いて、「すごいですね。東ティモールでは有名人に簡単に会えるのですね。これは日本とは全く違います。」と言っていました。
東ティモールの親族関係は非常に強く、密接です。ティモールの伝統的な儀式は土着の習慣と旧宗主国ポルトガルの伝統を合わせたものであり、これは東ティモールをアジアにあるラテンの国にしています。これはおそらくこの国の最もユニークな点でしょう。結果として、東ティモール人は、東洋の文化にも西洋の文化にもすぐに適応できるのです。
この国の自然の風景や白い砂浜は、あなたを一目で夢中にさせてしまうでしょう。もしダイビングがお好きであれば、東ティモールは絶好の観光地でしょう。この国に滞在されれば、いかにこの国が世界の他の国に追いつこうと頑張っているかおわかりになると思います。ここには多くの日本人がいて、それぞれの分野で私の国を助けてくれています。そして、私たちティモール人は日本人の支援に心から感謝しています。ぜひいつか東ティモールを訪れてください。
そして、最後にこの機会に、この大使館で学んだ全てのことに感謝したいと思います。この思い出は永遠に忘れないでしょう。これからも私たちが平和と繁栄の下で一緒に働いていけることを願っています。
「これからもよろしくお願いします!とっても感謝します・・・(日本語で)」
原文
(ニディア)
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