珊瑚礁の群青波立つ浜辺、ソフトクリーム雲、そしてバナナツリーの森。
取れたてもぎたての新鮮なおいしい食材は、ここでしか味わえない豊かな気持ちにさせてくれます。
海辺の魚屋さんは、ピダウ市場。後方は海原。近海ものは小魚ばかりですが、水槽を飛び出したようなお魚さんたちが色とりどりに店先に並びます。
顔馴染みの友達(テトゥン語で『コレガ』)魚屋アントニオが話しかけてきます。
『コレガ、コレガ・・・買っていってくれ』これが一山何ドル、この大きい魚は何ドルと熱心な誘い。定価などありません。いつもの値段交渉。
ここには数軒魚屋さんがあり、陸路運ばれて来る魚も下ろされるところで地方からの魚が集まります。テンンギリ(鰆)、イーカンブラウン(鯛類)は、東部のロスパロスから遠路来るものですが、姿も値段もグ・グーンとイイのです。
このほかパンダ・ガラパ地区にある魚屋さんは、専ら近海物で鮮度バツグン、リーズナブルな価格で頑張っています。
商い中、イラッシャイ |
テンギリ(鰆)とイーカン |
赤魚がイーカンブラウン |
ハリララン市場は、生野菜、日用品、衣類など。特に野菜は種類も豊富、野菜は殆どをここからの調達にしています。愛想の良い東ティモールのお母さんたちが授乳しながら元気に商売。何か懐かしいあたたかい気持ちになります。ホット。
バナナの花のつぼみ、パパイヤの花のつぼみ、虫歯予防の薬草、レモングラスの果実、生の東ティモール・コーヒーなど、ここでしかお目にかかれない珍品も沢山あります。
また先日は薩摩芋を買い、茹でたところ香りは薩摩芋なのに緑色なのです。食べてみるとやっぱり薩摩芋。これが本当の自然なんだと一人で納得しました。
ティラ-メイド食品とか危ない食品は無縁のようです。
調理師後藤、これからも東ティモールのおいしい魚と野菜、果物に期待しています。
いつもサービスしてくれる豆屋さん |
とれた野菜、フレッシュ |
(後藤)
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