私は2007年8月から東ティモールの日本国大使館で働いている東ティモール人職員です。これまでの2年は草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの分野で新しいスキルを学ぶことができ、非常に良い機会でした。この2年間、私は支援プログラムの担当者として、東ティモールで活動する地元のNGOや国際NGOと大変緊密に協力してきました。これらの関係するパートナーや政府との連絡業務に加えて、2008年には大使館が企画したプレスツアーのような活動にも関わりました。
これらの経験は、私にとって新しい技能や経験を身につける素晴らしい機会でした。私はいつも一緒に働いてくれて、無償資金プロジェクトのマネジメントスキルについて教えてくれた大使館のプログラム・コーディネーター(下平さん)に心から感謝しています。
さらに、私は東ティモールのNGOをとりまとめるネットワークNGO、ベルンによって運営される「少額無償ドナー会議」にも出席していました。この会議は毎月ベルンのオフィスで開催されました。会議では、組織のマネジメントスキルや、プログラムの実施においてNGOと政府がどのように協力すべきかということや、地方でのプロジェクトの効果的実施、モニタリング及び評価等について議論しました。
草の根無償プロジェクトに2年間関わった後、大使館の推薦を受けて、館内の領事部に異動しました。2009年3月末に草の根無償プロジェクトの契約を終えた私と同時期に、領事部に勤めていたティモール人スタッフが辞めたため、彼の後を引き継ぐことになりました。
大使館の領事部では、ビザ申請やその他の領事関係のサービスを受けに来る人々に対応します。ビザ申請については、申請者から提出される必要書類に注意を払う必要があります。申請手順についてよく理解していない申請者も多くいます。そのためにビザの発給が遅れることもあるので、ビザの申請に来る人々には必要書類をきちんと記入するようにアドバイスしています。
仕事以外の面では、日本国大使館での勤務を通じて、日本文化や日本の規律を学んでいます。言葉やその他を含む日本文化について学ぶのは非常に嬉しいことです。東ティモールの日本国大使館で働き始めてからまもなく、私は日本文化や日本人との付き合い方、そして仕事のこなし方や時間を守る大切さ等を学びました。
基準や手順が一貫している日本のシステムは非常に優れていると思います。私はビザ申請の手続きをより上手に行えるようになりたいと思います。また、ビザ関連の仕事の他には、安全や事故等に関する国連(UNMIT)でのセキュリティ・アップデート・ミーティングに毎週出席しています。
最後に、私の能力や知識を向上させてくれた日本の行政システムに心から感謝するとともに、これからも日本人スタッフと一緒に一生懸命働いていきたいと思います。
お元気で。
原文
(アマラル)
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