SDPの表紙(東ティモールの海に昇る朝日と未来を担う子ども達)
戦略開発計画(Strategic Development Plan)の発表
2011年7月12日、「2011年度開発パートナー会合」の席上、東ティモール政府は、国会での承認(11日)を経た当国の中長期的開発計画である「戦略開発計画(SDP)」を発表しました。このSDPは、2030年までに上位中所得国入りを目指す今後の当国の国づくりの基本となるものです。
より良い東ティモールをつくるため、また、全ての東ティモールの人々にとって明るい未来をつくるため、今、国民の皆さんはこの計画の実現に向け、団結して取り組んで行こうとしています。
このSDPの策定までに、グスマン首相は東ティモールの全国65の準県(日本の郡にあたります)全てを巡り、各地域の住民と熱く真剣なコンサルテーションを行って来ました。
首相は、国民に国づくりの夢を語り、団結を求め、国づくりに対する国民の主体的な行動を呼びかけて来ました。
そして徹底的に質疑応答を行い、住民の声はSDPに反映されています。まさに、このSDPは東ティモール国民が一体となって作り上げた東ティモール国民の未来であり、紛争に別れを告げた東ティモールが本格的に国づくりに取り組む東ティモールの歴史的な第一歩です。
同時に、その実現は容易なことではないことも事実です。大変な困難、試練が待ち受けています。しかし、東ティモールの皆さんは、自分たちが団結して独立を勝ち得た母国をより良い国にするために、再び一体となって全力で頑張って行く覚悟です。
我が国は、そんな東ティモールの皆さんのSDPに基づく国づくりを全面的に支援していきます。
SDPは、当国政府ホームページから入手出来ますので、皆さんも是非ご覧ください。
2011年7月15日
在東ティモール日本国大使
北原 巖男
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