日本大使館は、2月6日~10日まで、日・東ティモール外交関係樹立10周年記念事業の一環として、ディリ県、バウカウ県、リキサ県にて、国際交流基金主催の「日本の遊び」文化事業を実施しました。
現在、日本大使館は、「日・東ティモール友情と平和の年」のテーマの下、二国間関係を一層強化すべく、様々な文化事業を計画しています。そのオープニング文化事業として、今回、国際交流基金から派遣された坂井さん、阿部さん、岡本さんの3人の日本の伝統的な遊びの専門家の皆さんが、バウカウ県ラガ準県のラガ孤児院、首都ディリ市内の聾唖学校「アガペー」、リキサ県バザール・テテ準県の公立学校と幼稚園をそれぞれ訪問しました。
専門家の皆さんは、それぞれの子ども達に折り紙や剣玉、竹とんぼなどのデモンストレーションを行い、またその他の遊びについてのプレゼンテーションも行いました。
専門家の皆さんは、デモンストレーションに加えて、子ども達と一緒に折り紙を作ったり、「大きな栗の木の下で」や「不思議なポケット」といった日本の童謡を「パネルシアター」という教授法を交えながら、一緒に練習し、歌いました。
折り紙と竹とんぼは、遊び自体のシンプルさに加え、既に使わなくなった紙や竹を生かすことができる遊びとして、子ども達の関心を集め、東ティモールの子ども達の創造性をかき立て、日本文化に対する理解を深化させる貴重な機会となりました。
その他、専門家の皆さんは、花田大使を表敬し、東ティモールの子ども達の印象と遊びについて語り合いました。専門家の皆さんは、「東ティモールの子ども達は豊かな創造性を持っている。子ども達は自分達でペットボトルを再利用して、新たなおもちゃを作り出す可能性を秘めている。但し、私達がゴミと思っている牛乳パック1つであっても、時として、子ども達の手の届かないものなのかもしれないと感じた」と語りました。
また、専門家の皆さんは、NGO「バ・フトゥル」を訪問し、青年海外協力隊隊員の活動の様子を視察するとともに、同隊員が開講している日本語の授業に飛び入り参加し、日本の遊びについて紹介しました。
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